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銅葉の薔薇


今日の紹介はレディ エマ ハミルトン
2005年作出のイングリッシュローズ
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レディエマハミルトンは半ツル性の多いERの中では
小さいシュラブで木立バラ、フロリバンダのような扱いの薔薇だ

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ハッキリとしたオレンジ色だがどこか優しく
嫌味のない美しいオレンジ色の薔薇だ
バラには珍しい銅葉を持っている、新葉と茎が紫色になる
葉脈が紫色に色付いているのが判るだろうか

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葉は時が経つと緑色になってしまうが茎は暫く色を保っている
どうせならもう少し早い時期の写真も撮っておくべきだったか(汗)
それもこの薔薇独特の魅力の一つになっている

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下の写真では手前のポールにレディーオブシャーロット
そしてシャーロットの左下に見えるオレンジがレディエマハミルトン

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写真ではレディエマハミルトンの方がオレンジ色でレディオブシャーロットの方が黄色っぽく見える
しかし開き始めの頃はどちらも殆ど同じようなオレンジ色で、シャーロットはオレンジが淡くなり褪色するが
レディエマは蕾の頃の色が外側の花弁に残りやすく
赤みが差してから淡くなってくる事も多いので濃い色合いに見えるのだろう

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レディオブシャーロットとレディエマハミルトン
見ての通り使う用途が全く違うバラだ
シャーロットは切り詰めても使えるがツル薔薇としても使える薔薇で
僕は最初に出たベーサルシュートを見てこの薔薇は伸ばして使おうと決めた
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レディエマハミルトンの樹高は春で1m~1.2mくらい
フルーツ香の強い香りを有しており、フルーツ香の薔薇はどんな人にも受け入れやすい香りだと思う
先に記載したように銅葉の薔薇としても魅力高いバラだ
レディエマハミルトンは絶対に欲しい!と思って迎えたバラだった
方やシャーロットの方はよく伸びるバラで香りは僕には感じられない
レディエマが好きだった僕はレディオブシャーロットのハンドブックの花の感じを見て
こちらも見たくなり迎えた、しかしその頃は確か同じ樹高で記載されていた
どちらも良い薔薇で気に入っているが、逆にシャーロットを先に迎える人は何が決めてだったのだろう?
やはり伸び方かな?いや花の美しさか

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株としては充実してきて蕾の上がりも良かった
しかし今年は長く続く寒さのおかげで写真のようにまばらに咲いたまま花が入れ替わり
それを最後まで繰り返し終わってしまった。涙
順繰りちょっとずつ開花し房はいつまでも開かない、暑いとすぐに終わってしまう花だが
ある程度の暖かさが無いと見応えなく終わってしまう薔薇だった、残念無念

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オレンジ色と赤みが差した花弁のグラデーションが美しい
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葉が少しヨレヨレしているのは薬剤のせいだろう、銅葉が美しいが
春に薬をかけた途端に汚くなってしまうことが多い
耐病性は低くは無いが耐病性が高いとも思えない、放置するとそれなりに病気になるだろう

開き始めの元気なオレンジと、褪色した花
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違う角度から
この角度だと奥の建物が見えてしまうので何とかしたい・・
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かなり褪色が進んでいる
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あまり黄色っぽくならない薔薇だが、こんな色合いにも

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レディエマハミルトンはこの褪色して行く途中の色合いが一番美しいと思う
何色とも呼べない色合い、オレンジでもピンクでも無い微妙な色合い

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これは違う花
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これも今年初めて見たが、あまりこんな感じに褪色が進む事は無い

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花の最後は大体このような感じに褪色して散ってゆく
香りは開き始めが濃厚でウットリするが
花としては褪色途中から終わり頃が美しくて好きだ
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やっと房の花たちが咲いてくる
これは別に後で出たベーサルシュートではない、房の真ん中以外は後で開く薔薇が殆どだと思うが
寒さで取り残されてしまったのだ
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ちなみに全景で見るとこんな感じ
周りの薔薇はすっかり終わっているのにレディエマハミルトンだけ残っている
この薔薇は寒さの影響がモロに出た薔薇であった、元々こんな遅咲きではない
よく見ると塊で咲いている左側にまだ開いてない房の蕾が残っている。汗
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房なのである程度沢山咲いているが、あまりに開花がゆっくりなので秋の花のように
花弁の外側に赤い斑点が・・・
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他の薔薇は殆ど終わったと同時に蕾も全て切り戻してしまうが
この薔薇は房が多く残ってしまったので切り取れなかった

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エマよ、何故7月に一番花を咲かせているんだ
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レディエマハミルトンはこの花の後ベーサルシュートを何本も上げ
今年もまた逞しく育ってくれた、見かけによらず樹勢も良い品種である

気に入っている品種なので開花が見れただけでも嬉しいが
来年はもう少しだけ景観作りの手助けをしてくれる事を願っている
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by tsukiiro2613 | 2015-12-10 21:00 | レディエマハミルトン
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