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何色でもない薔薇


今日は今年の一番花の紹介
早咲きのアッシュ ウェンズデイ
1955年 コルデスのクライマーで一季咲き
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日陰で青みが強く写っているが開き始めは紫を含んだようにも茶色っぽくも見える不思議な色合いの薔薇
HTのカフェラテの色合いにも似ている気がする
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何色とも言えない美しい色合いがこの薔薇最大の魅力だと言っても過言ではないだろう
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昨年も少しだけ紹介したが昨年中は迎えたばかりでボチボチ開花した
昨年中にそれなりにシュートを上げたがアーチを完全に覆える程ではなかった
同じくらいの長さのシュートが多く、このアーチは住宅側にツルを誘引しても殆ど見えず意味がないので
今年はせっかく伸びたのを切るのも勿体無いので取り敢えず手前に誘引して使ってみる事にした
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どうしてカメラというのは撮影したいようには写せないのに撮影したくないものに限ってやけにハッキリと写ってしまうのだろうか。汗
皆さんも植物の撮影をして自分が気がつかない黄色い葉や落ちた花弁、雑草などなど
自分ではあまり気にしてなくても撮影すると妙にそれがハッキリと映り込み目立ってしまう事など無いだろうか?
僕も撮影してプレビューを見て、ハァ~とため息を付いて掃除して再度撮影する事も少なくない(たまに諦める)
デジカメだから良いようなもののフィルムだったら気がつかずにそのままなんだろうなと思いながら(笑)
今回は麻紐の切り忘れを見つけた、なんでこんなにダルんと残っているのか今になっても分からない。汗


まあそれは良いとしてアッシュウェンズデイ、最初の美しい状態は長くは続かず
別のバラのように開花している
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この色が濃く出ている開き始めはため息がでる美しさ
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一季咲きだが開花時期によって茶色味が強かったり紫が入っていたり色が移り変わっている
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開くとシベを見せる
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開き始めが美しいが特別開いたからと言って嫌な印象も無い
開くとグレーがかった白のように見える
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アーチ右側全景
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アイスバーグならシベが黒くなってくるとだいたい開花が終わるが
アッシュウェンズデイはここからが長い
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少し引きで見てみる
最初の色濃い花は程よい中輪サイズだが開くとわりと大きく10センチくらいになっているだろう
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すこしホワっとした感じにしようと弄ったら色が変になってしまった、これは嘘の画像
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丸弁で開いた花は完全に開くと次第に剣弁になる
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もう開き始めの花が無くなってきたので別の薔薇になってしまったが
最後の方の花が咲いてもまだ最初に開いた花が残っているので景観を作る薔薇としては優秀

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僕は基本的に花弁の薄く繊細な薔薇が好きだが
アッシュウェンズデイは花弁の厚い薔薇の印象は有るが、ゴワゴワガッシリしている印象はそれ程うけない
よく言われているクシュクシュな感じの咲き方が柔らかい感じを受けるのだろう
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株はまだ未熟で蕾の数も少ないのに全ての花が咲いたままなので結構咲いているように見える
このあたりはイングリッシュとは大違いだ
イングリッシュは蕾は多く付いても一気には咲かず花持ちが悪いのであまり咲いているように見えないのがちょっと残念
ただそれでも良いから育てていたのだが、今年は昨年よりも天候が悪く
アッシュウェンズデイのような薔薇も要所要所に有ると景観としては良いと思った
開花期に襲ってくる悪天候については昨年と今年だけの事では無く気候が変わって来ていることから今後もやってくるであろう
これからの薔薇の事を少し考えて行った方が良い時期なのかもしれない。
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アッシュウェンズデイの花を横から撮影してみた
香りが無いのが残念だ
ハーディネスゾーンナンバーはHMFではZ6他の海外サイトでZ5と有ったので耐寒性に不安の有る薔薇だったが
ツルを寝かせていたので凍害は出ずホッとした
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満開のアッシュウェンズデイ
そろそろ見てくださった方は飽きているかも知れないが
この頃は毎日撮影したので同じような写真が山程有る、良ければお付き合いください
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ステムが短く構造物への誘引にも適している


強い雨が打ち付けて花が皆下を向く
この時鉢植えのエンシェントマリナーは全て散って悲惨な状態
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しかしアッシュウェンズデイは復活、本当に花もちの良いバラだ
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開花としてはルイーズオディエやバロンジロードランと並ぶ早咲き種だが
長く咲いてくれた花は一応全体の開花までもってくれた
今後株が充実すれば余裕で花をもたせてくれる事だろう
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今現在のアッシュはベーサルは出してないものの沢山のシュートを伸ばしもうアーチは覆えるようになった
今後秋までにどのくらい伸びてくれるだろうか、逆に制御しなくてはならないのでは?とちょっと不安も有るが
来年は期待がもてそうなので今から楽しみだ


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by tsukiiro2613 | 2017-07-30 21:45 | アッシュウェンズデー
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