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新しく迎えた宿根草と宿根アスターの蘂(10月8日の庭)



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10月8日
すっかり秋の北海道、木々は紅葉を始めている
とくに代わり映えしないが庭の様子
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今年は7月~9月初旬まで薬剤散布に精を出したおかげで黒点病は今になって少し出てきたくらい
うどん粉はバロンから始まり少しずつ伝染っているがもうシーズンオフなので全く気にならない
9月中は少し迷ったが雨が多く第一週目の散布で最後にした
今年は7月初旬の異常気象と鉄砲虫をシーズンに二度見た事から殺菌剤だけでなく殺虫剤も異例の回数散布した
異例の回数と言っても僕の庭にとってであってせいぜい2週に一度くらいだ
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バロンは軒下なのでハダニが付きやすくうどん粉にも侵され易いが葉がしっかり付いたまま
これからの作業を考えると秋に落ちてくれても良いのかなと思ったり。汗
ただ秋薔薇の前に葉を多く落とすと花付きが悪くなってしまう、まあバロンにはそんな事すら関係ないのだけど(笑)


前庭のパーゴラも葉がわっさり付いたまま、これには嬉しい半面ため息が出てしまう。。
一部葉が黄色いがいつの間にかカミキリムシがガジガジ齧っていた跡、ちなみに葉の色が赤っぽいのはシャラの木
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今年はアシュロップシャーラドが返り咲いた
冒頭の写真もこの薔薇
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開花後伸び出すのが遅いこのバラは秋の開花に間に合わないどころか蕾を作るところまでも行かないことが多いが
生育も緩慢だったものの最近樹勢が付いてきたのでシュートの先に房に蕾を上げてきた
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秋にこんなに綺麗なラドを見た事が無かったのでちょっと感動した

ただ蕾が固くまさに寒い時期の蕾という感じがする
この三連休は20度前後ととても暖かい日が続いているが15℃前後の最低気温一桁でブルブルするのが今の時期の普通
月曜が終わればすぐにまた寒くなる例年なら25日頃には初霜で27日頃には初氷が見られるそう・・・
あと半月の間にグングン気温を落としていくのが10月なのだ
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またまたラド、ではなくこちらはアブラハムダービー
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夏はそこそこ咲いて秋もそこそこ咲いているダービーだがここへ来て俄然やる気でサイドシュートを出してきている。汗
おいおいアブラハムもういいだろ、と言いたくなるくらい
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ジュビリーセレブレーションがまだ咲いている
ここのところ少しだけ暖かいがずっと涼しいので当たり前の事だが
あと蕾が2つくらいしか残っていない


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今年はバラの調子があまり優れないので秋バラはあまり見ごたえないが、札幌では剪定は出来れば8月に入ってからすぐ花を見ずに行うのが良い
良い、と言うよりも北海道ではそうせざるを得ない、夏に見ると開花が10月になってしまう
10月になると急速に寒くなり薔薇が動かなくなるので纏めて花を見るのならやはり8月に入ってすぐに切るしかないのだ
以前は8月10日前に行っていたが8月に入ってすぐに出来ればそれに越したことは無いだろう
ただ早咲きで7月に切ると早すぎるので8月までは待ったほうが良い
しかし8月だと9月に間に合わないのでは?と思うかも知れないがジュビリーのような大輪の遅咲きだと
完全にステムと蕾が固まる前に行うことが多くなるので次のステムの上がりが自ずと早くなるのだ
未熟になるのでは?と思うかも知れないが何のことない、この開花だ
逆に体力を使わせてしまうと次の蕾の上がりを遅らせてしまう、とにかく北海道で秋薔薇をちゃんと見たかったら時間が勝負
早咲きと遅咲きは通常剪定時期をずらすが寒冷地ではこれは出来ないと僕は思っている
ダラダラずっと咲く品種は気にしなくても良いだろうが、ある程度纏まって咲かせるのには本には無い自分の栽培法が必要になってくるのが寒冷地の薔薇栽培だろう
僕が言っているのは北海道の札幌のみしか当てはまらないのが辛いところ

ただし花弁の少ない品種はこれには該当しない、花弁の少ない品種で花上がりの速い品種は夏の花が咲いてからすぐに切り取るくらいがちょうど良い、我が家で言えばアイスバーグやジャクリーヌデュプレなど
しかし花弁が多く開花に時間のかかる品種は時期はちゃんと設定した方が良い


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ロイヤルジュビリーも夏剪定を行った、蕾は結構な量だったが
ぼちぼちずっと開花している、一斉には開花しないしシュラブは秋にはステムが長くなるので纏まりがなくなり見せるのが難しい
切るとまた芽が伸びてしまうので開花が終わってもそのままにしてそのまま休眠させようと思っている

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ジュードもあと少し
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多くの植物が活動を休止してきている今の時期
ちょっと早いが影響の無いものから葉をむしる事にした、いつも忙しくこの作業が追いつかず大変なので
早いといってもほんのちょっとだけのこと、すぐに寒くなる








さて、長々とくだらない持論を語ってしまったがおぎはらさんから宿根草の苗が七日の土曜に届いた(指定した)

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結構前にこういう紹介をしてからあまり苗の紹介をしなくなったが
衝動買いしたものは意外に庭に合わずに栽培をやめてしまう事が結構有るので記事に書かない事にしたのだった。汗

ただ今回は冬季の衝動買いではなく欲しくて頼んだ物だったので紹介しようと思う
まずは↓コレ
シロタエギクではなくアルテミシア モリスストレイン
シロタエギクに似ているが別種でグランドカバーとして使う這性の宿根草
これはずっと売り切れだったので先に紹介するのを躊躇ってやめたのだが、やはり正解だったようで苗は出たばかりなのに今日見ると既に完売だった。
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それとこのカラミンサ

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カラミンサは実はもうH・Cで見つけたのを育てていたのだが以前知り合いにおぎはらさんで苗を購入してあげたことがあった
その時にカラミンサが入っていたのだが、自分のところのカラミンサと全く違う育ち方と花付きだったので今回改めておぎはらさんで出しているカラミンサに交換する事にしたのだ
何が違うのかというと

これが我が家のH・Cで購入したカラミンサ
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こちらがおぎはらさんの
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どちらも多花性で花期は長いがおぎはらさんの方が株が乱れにくく花付きが良い
というわけでこれがおぎはらさんのカラミンサにした理由

たったこれだけが欲しかったわけだがどれも安い苗で三つ購入しても千円もしない・・・
送料が千円以上するのに?汗
う~ん・・・

ここからは見つけて欲しくなったもの
花弁の外側が紫色になるシュウメイギクが欲しかったが草丈の大きなものはもう入れられない
というわけでコレは!と思った
アネモネ ラズワルドブルー
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ボーボーに育ったタイムが木質化してそろそろ更新が必要になったので乾燥地帯がたまたま空いた
そこに合うかな?と思って迎えてみたヤシオネ ブルーライト
そこは日はよく当たるが昼からは避けられる上に乾燥地帯で暑さには弱いが寒さに強いこの品種は行けそうな気がしている
ニゲラとヤグルマギクの間の子みたいなブルーの花でとても珍しい宿根草、まさに寒冷地で降雨量の少ない場所向き
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宿根草と言えば宿根アスターの仲間の友禅菊
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そろそろ開花も終わり頃だがブロ友さんがクジャクアスターのシロクジャクのシベが黄色と赤が有るのは何故?
と記事に書いていたので僕は薔薇のジャクリーヌデュプレのように元々のシベの基部が赤で花粉が取れて赤い部分が見えてくるのだと思うと勝手なコメントをした
きょう終わりかけの友禅菊を見ていてそう言えばどうなっているのだろう?とまじまじと見ていたら
あ、やってしまった思った(大汗)
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実はキク科のシベに見える部分、これは全部花なのだ
これはキク科の特徴で花弁に見える部分は舌状花と呼ばれる花でシベに見える部分は筒状花と呼ばれる花
どちらも花弁でどちらにも極細のシベが中から出てきている
キク科は小さな花の集合体で舌状花のみの品種と筒状花の品種のみの品種も存在する
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肉眼で黄色く見えるのは実は花で開くと目で確認できるかできないかくらいの極細のシベが伸びている
黄色から赤に変わるのは何故か分からなかったがおそらくバラの退色のような現象が起きているのではと思っている
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元の方が筒になっておりそこから舌のように花弁が伸びているのが舌状花
サルビアなんかの花の形を想像すると判りやすい(サルビアはキク科ではありません)
一枚の花弁のようだけど1つの花なのでちゃんとシベが出ている
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こちらは筒状花
タンポポを想像すると解りやすいが花一本に一つの種を作り子孫を多く残す
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他の花で花弁のように見える部分は実は萼なんて事は多いが
キク科は蘂に見える部分も全て花弁だったとはこれまで長いこと育てていて全く知らなかった
お恥ずかしい話だが今日は一つ勉強になったのだった。
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気が付けば取り留めの無い長い記事になってしまった・・
お付き合い有難うございました


記事をご覧下さり有難うございました
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by tsukiiro2613 | 2017-10-08 19:54 | 2017年の庭
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