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薔薇のオーナメント





クリスマスまであと半月、街がクリスマスムードで賑やかになってきた

今日の紹介はチャールズ レニー マッキントッシュ1988年作出のイングリッシュローズ
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小さなシュラブで樹高は1m程度
こういう薔薇を見ているとコンパクトなシュラブというのはよく解る
クイーンオブスウェーデンなんかはシュラブと言われてもン?と最初は不思議に思うがチャールズの場合は
枝張りが柔らかく華奢なステムに項垂れがちに開花する様はシュラブそのものだろう

今回のチャールズレニーマッキントッシュで今回植え替えした一画の薔薇は全て
ちなみにチャールズは小さいので鉢上げして我が家に有る


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もう一度植栽位置をおさらいしておこう、チャールズは手前のチャと書いた場所
他にイングリッシュヘリテージ、ガートルードジェキル、クイーンオブスウェーデンと紹介してきた
この一画の四株は今は全て違う薔薇が植えてある


チャールズレニーマッキントッシュはER(イングリッシュローズ)には珍しいライラックピンクの薔薇
他にシスターエリザベスやライラックローズなんかもライラックピンク色のイングリッシュだ、ライラックローズは廃盤だったかな
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よく咲くが咲きすぎると言われる程は咲いてない
土の問題と半日陰に植栽しているせいもあるだろうか
前半は雨が多くグッタリ項垂れっぱなし、手でこちらを向けている花以外は全てグッタリ
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決して整っている方の花では無いが魅力的な開花である
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どの花もコロンコロンでこんなツリーのオーナメントが有ればバラ好きは心躍るかもしれない(笑)
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この記事では藤色に近く見えるが実際にはもう少しピンク色のバラの印象が強いだろう
実際の開花期でもピンク色の強く出る花も咲くしライラックピンクが強い開花も有る、開花序盤はピンク色に近い事が多い
他のピンク色のバラに比べると明らかに紫色を帯びているのは確かだ
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香りは残念ながら僕には感じられないが中香とのこと
耐病性は普通、昔耐病性は普通ってなんだ?と不思議に思ったが
今となっては僕もこの言葉を使いたくなる
僕の基準としては大まかに言うと

とても強い=何もしなくても病気にならない
強い=環境が悪いと病気になることが有るが病気より樹勢が勝るのであまり気にならない
弱い=薬剤散布などの手を抜くと病気になる、放っておくと弱る
特に弱い=シーズン中には何をしてもだいたい必ず病気になるので薬剤の計画散布が必要、最悪枝枯れが起り終いに株が枯れる

普通はこの中間に当たり、薬剤散布をしなければ病気になる事が多いが環境が良ければ病気にならない
薬剤を使わず病気になってもその時は弱るが株自体が弱って枯れるような事はほぼ無い、が僕にとっての普通だ

栽培を始めたとき、耐病性普通というのは理解不能だった
しかし薔薇の世界ではまず病気になること自体が普通だと後で知ることになる、ただこの耐病性基準には品種自体の樹勢も大いに関係しており、病気になっても樹勢が有れば生育を阻害される事をカバー出来るし樹勢が無ければ最終的に光合成が出来ず弱ってゆく
そして栽培者の対策の仕方によっても株の成長は大きく異なると予想する、病気になっても大丈夫だからとそのままにしておけば株の成長は病気に阻害されながらもゆっくりと進んでゆく、薬剤で病気を防いでおけば成長を邪魔されず伸びてゆく事だろう(植栽場所の土や日当たりは別の話で)

今では海外なんかは無農薬で栽培できる事が品種を発表する条件のようになってきているが日本では意識はしているもののまだまだ薔薇が病気になる事は普通の世界のまま抜け出していないだろう

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チャールズレニーマッキントッシュはわりと咲いていたが景観として目立つ事はなかった
しかし気に入っていたのでそのまま植栽していても良かったのだがどうせ土を入れ替えるのならと掘り上げることにした
コンパクトな株なゆえに鉢植えで育てられることも多い、僕もこれからは鉢植えで楽しむことにした
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最後は色が淡くなり褪色したチャールズで
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by tsukiiro2613 | 2017-12-10 11:39 | チャールズレニーマッキントッシュ
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