カテゴリ:ファンタンラトゥール( 2 )

天上の薔薇



今日の紹介はファンタン・ラトゥール
ファンタンラトゥールはフランスの画家で薔薇の絵を多く残している
この薔薇の作出者は不明になっているが、ファンタンラトゥールの薔薇の絵に感銘を受けて命名した薔薇なのだろうと想像できる

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我が家にケンティフォリアのオールドローズはファンタンラトゥールのみだが
作出年が1900年とオールドにしてはわりと新しい

開き始めは細長い蕾
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最初の花は中心が濃い色合いで咲いた
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この薔薇も強風で少し葉が傷んでいる。汗
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一輪咲くと周りの空気が変わるような雰囲気の有る薔薇である
ツンと来るような香りではなく優しい香りが漂う、この容姿にピッタリの香りが
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オールドとしては新しめなせいなのか葉に少し照りがあり
この色合いのオールドの薔薇としては花の傷みが少なく
雨や強い日差しに照りつけられても意外に綺麗な開花が見れるのが良いところ
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淡いブラッシュピンクの薔薇だが少しライラックが入り美しい
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雨に濡れる姿も非常に美しかった
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咲き進むと白っぽくなる
シルキーな花弁に雨粒が乗る
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整った花型だが少しだけふわっとルーズな咲き方、これがまた良い
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マダムイサークプレールとのコラボがまた美しい
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開ききったところ、どこまでも美しく清らかな花弁だ
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どこまでも美しく周りの空気すら変えてしまう程の美しさを持つ薔薇
白薔薇ではないがシルキーな花弁とヒラヒラとした花弁はまるでこの世のものとは思えぬ美しさ
まるで天上の薔薇のようだ
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実は僕はもっと小さい花かと思っていたがファンタンラトゥールは大輪で
マダムイサークプレールと同じくらいの花の大きさだった
大輪と言ってもモダンで言えば中輪サイズ花経は10cm程度だろうか

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一輪一輪はそれなりに花もちが良く、咲き方も一気にではなく一輪ずつゆっくり開いてゆく感じ
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マダムイサークとの相性もピッタリなようだ
大きくなる薔薇だと思うが、いかんせん我が家では緩慢な成長を見せゆっくり育っている
ファンタンラトゥールさえ大きくなれば毎年凍害の出るマダムイサークに無理をさせずに
ファンタンラトゥールと高さを入れ替えても良いと思っている
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開花が終わり頃になり咲き方がルーズになってきた
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強風でアイスバーグも遊びに来ていた(笑)
まるで一枚の絵のような美しいコラボ
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ファンタンラトゥールが薔薇の絵を描いていた時代は1800年代中盤~後期にかけて
ちょうどバラの交配が盛んで後にオールドローズとモダンローズが分けられた頃に重なるだろう
おそらく当時としても目新しい薔薇は魅力的で見たことのない美しさに酔いしれたに違いない
ファンタンラトゥールが亡くなってから112年の時が経っているが
今となれば更に数え切れないほど色々なタイプの薔薇が生み出されている
もし彼が今生きていたらどんな薔薇を描いていただろうかと思ってみる



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by tsukiiro2613 | 2016-07-10 14:11 | ファンタンラトゥール | Comments(8)

ファンタン ラトゥール 





Fantin Latour ファンタン・ラトゥール 
1900年 ケンティフォリア
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ファンタン・ラトゥールとは薔薇の静物画を多く残している画家である
その名を付けられたのがこの薔薇である
魅力的な薔薇を描く画家としてルドゥーテも有名だが、彼の薔薇の絵は版画で薔薇の辞典のようなものだが
ファンタンラトゥールの描く薔薇は油彩で落ち着いた雰囲気の非常に魅力的な絵を残している(色文字はリンクしてます)
花首が項垂れていたり少し無造作に花瓶に生けられている様が描かれているが
それが妙に生を感じオールドローズそのものの魅力が存分に描かれていると思う
オールドローズ好きの理想の花がそこに描かれている感じと言えば良いのだろうか
ただ花瓶に生けている静物画が多いので、株から花が咲く姿を描いてくれたら僕はもっと好きだったが



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デヴィッド・オースチン氏は四季咲き性が有り香り高いオールドローズを目指して育種している
もちろん作出された薔薇はオールドのコピーではなくイングリッシュローズオリジナルの容姿をしている

ERの交配親、コンセプトにもなっているオールドローズももちろん好きだが、僕の集めていたのはブルボンやHPなど
比較的ORの中でも新しく、返り咲き性や四季咲き性を持った品種が殆どだ(この薔薇は1900年なので年代としては新しい方)
そして花がオールドローズの中でも大きめで花の形が整った品種が多かった

ERは中輪でもオールドローズの大輪よりも大きな花の事が多く、整形的な花が多いが
デヴィッド・オースチン氏自身は一季咲きのオールドローズを本当のオールドローズと言っている
アルバ ガリカ ダマスク ケンティフォリアの四種をそれとしているようだった
(モスはケンティフォリアの変種なので含まれているのだろう)
オールドローズの多くはチャイナ系の薔薇が導入されて交配される事により四季咲き性をもつ品種が生まれている

デヴィッド・オースチン氏は一季咲きのオールドローズを真のオールドローズと呼び、愛し
その花に四季咲き性を持つ香り高い品種を作る事を目指しているようだった

しかし、一季咲きのオールドと言えば花が小さく整形的な花は少なく乱れがちで咲き
花も厚みが無く平たい物が多い(そのイメージが強かった)
中輪の少し大きめ~中大輪くらいの整ったカップやディープカップが好きな僕からしたら
どうみても一季咲きのオールドは魅力に欠けていたのだった

だがネットを通じ、その一季咲きのオールドの中でも特に愛される品種に注目するようになり
今年その真のオールドローズとやらをこの目で見てみようと思った


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まだまだ株が充実してないので花弁が少なく通常よりも更に小さめの花なのだろう
6センチ程の花と思ったよりも大きめの8センチ程の花が咲いた
ケンティフォリアの薔薇としてはそれ程強い香りではないと言われているが
非常に甘く芳醇な香りがする


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その花を見たときに、何故か全て納得したような気がした

この薔薇を育てたいと思った・・いや、実際には育てているのだが

この薔薇を大きく育ててもっと花を見たいと思った、そう思える薔薇はそうそう無い

元々ブルボンやハイブリッドパーペチュアルも育てているが秋には返り咲かなかったり
全く返り咲かなかったりする品種も育てていたので一季咲きと言うのはもう気にならない

秋にも薔薇は見たいが秋は天候が悪い事が多く日が短いので殆どろくに花を見てない(汗)
それに早く片付けをしたい
植栽する全てが一季咲きなら寂しいが、秋は四季咲き性の優秀な品種に任せておこう
気に入っている薔薇が多いのでどんどん一季咲きのオールドと入れ替えてゆくような事はまず無いが
春の花付きが素晴らしく耐寒性の高い一季咲きの薔薇をもう少し入れようと思った
ただこのファンタンラトゥール、わりと早咲きで強健種のようだが
今のところ開花が終わってからダンマリ決め込んでいる・・・


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この薔薇が作出されたのは1900年,ファンタンラトゥールが亡くなったのはその四年後の1904年
彼は生前この薔薇を見ることが出来たのだろうか

これからが楽しみの薔薇だ





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by tsukiiro2613 | 2015-06-21 11:02 | ファンタンラトゥール | Comments(4)