カテゴリ:アイスバーグ( 3 )

傷だらけの姫



今日の紹介はコルデスのアイスバーグ1958年作出
言わずと知れた薔薇の名花
アイスバーグはセンスのない英名で氷山の意味だが
ドイツ生まれのこの薔薇は白雪姫という本当の名前が有る
名花の所以は花の美しさよりもその性質から来ている事だろう
連続開花性、病気になっても回復する速さ、健康的な伸び方などとても信頼性の高い薔薇である
株に問題を抱えてたり、土が死んで無い限りは株一面の開花が約束されたようなもの
まさに夢のような薔薇
ただし、花が美しくないわけではない、特徴の無い薔薇のように見えるが
嫌味が無く爽やかに開花する様はとても好感の持てる薔薇なのだ


開花の様子を紹介しよう
花付きの良い品種なので蕾の殆どが房咲きになる
開き始めはほっそりとしている、気温が低い時は蕾の状態や一番外側の花弁にピンク色が乗るが
今年の一番花の時期は低温だったせいか蕾がピンク色に色付いている
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開花が進むとふっくらと開いてくる
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何度も書いているが毎年一番花の時期は天候が安定しないが今年は特に風の強い年だった
下の画像はアイスバーグの開花始めの頃だがこの時点で既に強風に曝された後
見ている側から強く風が吹くので向こう側に癖が付いてしまっている
シャーロットは中分け状態でシュートがベロンと下に垂れ下がっているのがよく見ると判る


こうして見るとレディオブシャーロットやマダムイサークの方が先に目に付くが
アイスバーグが無い事など想像付かないくらい僕には重要な薔薇だ
何せこの辺で一番最初に植栽したのがアイスバーグで最初はその周りに宿根草を配していたのだから
実はシャーロットやイサークは取ってつけのような感じで欲しくなって後で足したので
この二種が無くても景観的には問題ないのだ、無くても背景がちゃんと有るので景観的には成立する。(笑)
しかしアイスバーグはそこにあるべきものとして配したので無くなってしまうと極端に寂しくなってしまう

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アイスバーグの開花が更に進む
しかしここでまたもや強風に曝される事になる
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雨を伴った強風でバロンジロードランを一日で強制終了させた風だ
開花した花と開きかけの花のほぼ全ての花弁が茶色く傷だらけになってしまった
これは正直辛かった、もう見たくも無いくらいだ
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シュートは雨と強風であっち向いたりこっち向いたりグデングデン
泣く泣く傷んだ花を全て摘むことになった
傷みが軽度な物は残したがすっかりアップでの撮影に耐えられない薔薇になってしまった
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まだ開花途中だったので残りの蕾が何とか綺麗に咲いてきた
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いつもそこに居て当たり前に綺麗に咲いていたアイスバーグが天候によりちゃんと咲けなかったのは初めての事だった
当たり前の開花はとても幸せな事だったと気付いた年でもあった
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ここ数年シベを見せる姿も気に入っていたが、黄色いシベが黒くなると僕はもう花が終わったと思って撮影しない
しかし今年はやっとここまでこぎつけて この状態で撮影せざるを得ないような状況だった
ちなみに昨年の開花の様子はこちら↓
昨年のアイスバーグ(秋の次に一番花)
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しかしあれだけの逆境の中で傷んだ花を失いもうダメかと思ったが
その後ここまで開花してくれたアイスバーグには驚く
来年は順調に開花出来る気候でありますように

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by tsukiiro2613 | 2016-12-17 21:41 | アイスバーグ | Comments(6)

愛すべき薔薇




愛すべき薔薇、アイスバーグ(FL)
別に愛すとアイスをかけたわけではない(笑)
なーんだアイスバーグかなんて思わないで頂きたい
とてもメジャーな品種だがとても優秀な品種だ
今尚これに勝る品種は無いのではないかと思うほど素晴らしいガーデンローズだと思っている

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春は剪定してからの開花は1.2m程度だと思うが
秋には少しずつ枝が長くなり1.4m程度だろうか雨風と花の重みでしなって咲く
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連続開花性が高い事で選んだ薔薇だった
このバラを迎えてからの最初の印象は普通、いたって普通であまり特徴の無い薔薇だと思った
しかもシベが見える薔薇が苦手だったのでなんで開くとシベが見えるんだろう
この薔薇は開ききる前の方が断然良いと思っていた
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しかしどうだろうこの薔薇と過ごしてゆくうちに掛け替えのない薔薇になっていた
完全四季咲き性の薔薇と言うのは今となればそんなに珍しいことではないのだろうが
ガーデンローズとしての株の様子、花の咲き方など全てを総合してみると
この薔薇を凌駕するものはそうそう居ないだろう
(上と下は秋に少しだけ咲くマダムイサークと共に)
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それにこの薔薇はシベが見えるからこそ愛らしく感じる薔薇でもあった事に後になって気がついた
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花弁が少なめな事で開花スピードが早く、多くの夏のバラを諦めて秋に咲かせた我が家の薔薇たちだが
この薔薇は夏に咲かせても秋にも遅めながらしっかり咲いてくれる
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僕も鉢植えでもバラを育てるが鉢の場合はビシっと真っ直ぐ立ってくれていた方が扱いやすい
オベリスクなど括りつける物を使わないのであれば柔らかい枝は扱いにくくてしょうがない
日当たりがあまり良くないと余計にダルンダルンになってうんざりしてしまう事も有るだろう
しかし庭の場合はフワっとした樹形の方がナチュラルな柔らかさが出て全体と溶け込んでくれる
逆に直立樹形のものを多く入れると庭の印象が固くなってしまうので少しでいい。

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上の写真は雨の中の庭、他の薔薇はだいたい終わってきている
シャーロットが咲いているが秋のシャーロットは蕾はそれなりに有るが咲き方はポツリポツリで纏まって咲いてくれない


雨の重みでアイスバーグとイサークは項垂れてしまった
春のバラなら嫌だが秋の薔薇の場合は何故だか一枚の絵画のようで良い(笑)
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辺りが闇に包まれる少し前
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この頃は10月なので夜の冷え込みはきつくなってきているはず
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長い夜が明け花弁に日が差し込む
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朝日を一杯に受けるアイスバーグ
花弁が少なめなので陽を受けた花弁のコントラストが美しい
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気持ちよさそうに花弁を開く
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そして更に陽は高く昇る
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冷え込みが厳しくなっているので花弁がピンク色に染まっている
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庭の一番目立つ位置に植栽したアイスバーグ
いつもそこに居て必ず美しい花を何度も沢山咲かせてくれる柔らかな樹形の薔薇
いつ見ても嫌味なく爽やかなこの薔薇をここに植えて本当に良かったと思っている
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今年の開花も楽しみにしている
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by tsukiiro2613 | 2016-05-24 20:21 | アイスバーグ | Comments(8)

いつもそこに居てくれる


今日の紹介はアイスバーグFL2015年1番花

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アイスバーグは1958年コルデス作出フロリバンダの薔薇
ドイツの薔薇で本国ではSchineewittchen白雪姫と名付けられた薔薇
しかし英名ではIcebergアイスバーグ(氷山)とセンスのない名前が付けられた
ただ名前と言うのは愛着が沸けばそれ程気にならなくなるものである
最初に薔薇の本で確か村田氏がアイスバーグをとても勧めているのを見てアイスバーグを知った(ツルの方)
その後すぐに白雪姫の名前を知って、こちらの方が断然良いじゃないか!と思ったが
アイスバーグとして販売され、誰もがそう呼ぶ
タグもアイスバーグなのですっかり頭にアイスバーグとインプットされた事により
このバラを見るとアイスバーグだと思うが、出来ればSnowWhiteにして欲しかったと僕は思っている(笑)
それにSchineewittchenは僕には発音出来ない。汗




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八重咲きだが花弁はそれ程多くなくシベを見せる
前はシベを見せる薔薇が苦手だったが、シベを見せる姿は愛らしいものだと最初に教えてくれたのはこの薔薇だった

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完全な四季咲き性を持ち、花付きも優れた品種
優れた点はそれだけではなく、柔らかく自然に伸びる樹形により程よく首を傾げたように咲く姿
多少病気になるがすぐに回復できる樹勢があり安心できる、半照り葉の深い緑と白い花の対比など
花だけでなく樹として素晴しい薔薇だと思う
春夏秋とどの季節でも一斉開花と呼べる程の花付きを見せるのは我が家にはこの薔薇しかないだろう

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僕はシベを見せる姿が最大の花の特徴だと思っている
開く前は比較的普通の薔薇で多少クリームっぽい時も有るが
我が家ではどのバラよりも白いところが良い
主張し過ぎずどの薔薇にも宿根草にも合わせることが出来る
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非常に目立つ位置に植栽してある
庭を作り始めた初期から植栽している薔薇だ
夏と秋はこの薔薇が1番目立つ

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手前の宿根草は右から
ネペタ シックスヒルズジャイアント、ゲラニウム ミセスケンドールクラーク、白いアスチルベと続く

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当たり前に咲いてくれるのでツイ写真を撮り損ねてしまいそうになってしまう。汗
当たり前に沢山咲いて、樹としての魅力が有る薔薇と言うのはそうそうある物ではない
殿堂入りを果たしたのも頷ける、誰にでもお勧め出来るバラだ

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アイスバーグはいつもそこに居て変わらず咲いてくれる
夏も秋も庭にいつもアイスバーグが居てくれる
この薔薇を植栽してなかったらなんて事を想像できないくらいだ

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開花が進みちょっとシットリとした大人っぽい花になってきた
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花一輪と言うよりも、繊細な花弁で房咲きになった姿がとても美しい
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開花終盤に差し掛かり花数が増えてきた

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久しぶりに1番花の頃のアイスバーグを見て良い薔薇だなぁ~と改めて思っていたりする(笑)
実は今現在もアイスバーグは庭で咲いている

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雨が降り花が少しお辞儀している、花が少しずつ入れ替わりながらも満開になったようだ
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早咲きの頃から咲き始めて遅咲きの開花が見頃になる頃に満開を迎える

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先日お伝えしたフェアビアンカとはまた違った魅力が有り
景観を作る上で非常に役に立つ欠かせない薔薇だと思っている

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多くの薔薇栽培者に愛されている薔薇だと思うが
この先もずっと愛され続けられることだろう
来春の開花も楽しみにしている
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by tsukiiro2613 | 2015-10-15 22:18 | アイスバーグ | Comments(8)