カテゴリ:ジュードジオブスキュア( 3 )

この手の中の香り




今日の薔薇はジュード ジ オブスキュア
1995年作出のイングリッシュローズ
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開き始めはすこしカラシ色っぽいの黄色の花
落ち着いた色合いの薔薇だ
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イングリッシュに多く見られるゴロンとしたディープカップ咲きの愛らしい花
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開くと次第に外側の花弁の色が淡くなり中心はアプリコットを帯びるようになり
独特の色合いの花になる、イングリッシュローズには多い事だがこれは何色と一言で言えない薔薇が多い
特にこのジュードは黄色の薔薇と言われてしまう多いが僕は黄色い薔薇という印象はあまりない
まあ株全体の印象としては黄色だ、しかし花を追って見ていると僕と同じように黄色い薔薇とは思えない方も居ることだろう

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開花が進むと更に外側の花弁が白っぽくなってゆく
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ここまで来るともう最初の黄色い印象は何処にも無くなって外側がクリーム色っぽく中心がアプリコットの薔薇になっている
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全体を通して何とも言えない落ち着いた色合いがこの薔薇の魅力と言っても良いだろう
育てて始めて開花した時は色合いと花容にそれまでの薔薇の印象と大きくかけ離れていたので驚いたのを覚えている
しかしそれと同時にとても感動した薔薇だった

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その感動が有った故に前のブログ名にJUDEの名前を入れたのだが
庭のシンボルローズという存在かというとそういうわけでもない、僕はかなり気に入っているが
花付きはそれ程多い方ではなく色合いも地味なので庭の中では目立つ方ではない
しかしこの主張しすぎない何とも言えない落ち着いた色合いの薔薇は他のブランドにはあまり見当たらず
薔薇栽培を始めた当時は派手な色合いが苦手だった事もあり
イングリッシュローズを一気にお気に入りのブランドにした薔薇でもあった

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イングリッシュローズにはジュードと若干似たような雰囲気を持つ
ウォラトンオールドホールとチャールズダーウィンという薔薇がある
どれもアンティークな色合いの雰囲気を持つ薔薇だがどれもニュアンスが違う
ウォラトンは若干色合いが明るく白っぽい、チャールズダーウィンはカラシ色が強くアプリコットが殆ど出ない
ロイヤルジュビリーを見たときジュードの色違いのようと思ったが
ロイヤルジュビリーは思ったより花弁が柔らかくジュードよりも花弁が少ないように思う
どちらかと言うとウォラトンの色違いがロイヤルジュビリーのように思える
庭がもっと広ければ色々育てて比べたいくらいだが残念ながらそれは叶わない
どれかしか育てられないのなら僕は迷わずジュードを選ぶ、というより育てているが(笑)

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葉はダーグリーンの半照り葉、葉が特に美しいとは思わないが嫌味のない感じではある

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花の表情が好きな一枚

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見て頂くと判るように育てた当初から今になってもそうだが我が家でジュードは真上を向いて咲く薔薇だ
コメントを頂いたりネットを見ているとわりと項垂れる薔薇と紹介されている

それは北海道で育てている事にも関係していると思うが
基本的にジュードは直立性でこの花が咲いた状態で2m強だと思うが
枝先は必ず凍害が出て柔らかく細いシュートは思うように伸ばすことができない
結局春に切り戻した部分から咲いているので花が全て上を向いているのだろう
ただ写真で見るよりも高さが有りみな上を向いて咲くので撮影するのが難しい。汗

ツルのようにも使えるバラであるが株元からは剛直で中間部分まではかなりシュートが固く
冬に倒す事も出来なければ誘引で強く曲げ込むなど細かな細工はできない薔薇でもある
あまりシュート更新しない薔薇なようなので下から上まで満遍なく花を咲かせるのは難しく
株元は他の薔薇や植物を手前に植えて隠す方が良いと思う
おそらく暖かい地方でも株元より中間くらいまではゴツゴツになって中間くらいまではシュートを配置できず
上部の柔らかい部分で誘引して咲かせる感じになるのではないだろうか
我が家では凍害で細いシュートは枯れてしまうので
昨年は無理に固いシュートを思い切って曲げようとして大事な太いシュートが縦にパックリ裂けて冷や汗が出たことが有った(笑)

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ただ上向きに咲くのは良いのかと言うとそうでも無い事もある
気温が低い秋なんかは花もちが良いのは良いが
花の中に雨水が溜まり腐ってしまうことが多い

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ジュードは独特の色合いが魅力的な薔薇だが
もちろんそれだけではない、知っている方も多いと思うが
特筆すべきなのは花に備わった濃厚な香りだ

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薔薇の香りの種類は色々あるが、沢山の薔薇を育てていると鼻が贅沢になってくる
強香種というのは他にも色々有るが 香りの質 という面では
このジュードジオブスキュアは極上の香りの持ち主である

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僕はスリップスの付かない春と秋にジュードの香りが濃厚に香っている朝
一輪摘み取って両手で包み込む
そして濃厚な香りを放つジュードの香りを胸いっぱいに吸い込む
花を手にそのまま車に乗り込んで香りを楽しむ
帰りにはジュードの花はシナシナになってしまうが香りを楽しむ為だけに一輪を摘む
それは栽培者にだけに許された贅沢だろう
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耐病性も我が家の印象ではウドン粉病 黒点病共に耐性が高く
今年は多くの薔薇が黒点病になったもののジュードは全く病気にならなかった
ただ完全な耐病性を持っているわけではないので環境によっては病気になる事もあるだろう

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今回紹介しているのは綺麗に咲いていた一定の時期だが
画像を見ると株全体の開花はまだまだな感じだ
何故この時に多く撮影しているのかと言うと、開き始めの頃が初々しく美しいことはもちろんの事
元々一斉開花しない品種であること
度重なる悪天候により擦れて花が汚くなってしまったなどが考えられる
毎年同じだがよく咲きそろった頃以外に一番綺麗に咲いている時に撮影枚数が非常に多くなっている

それ以外にもジュードの背丈が高すぎて上部は撮影できないのだ
上部が咲いても我が家では上向きに咲くジュードの花はズームレンズでも横顔しか撮影できない。汗
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ジュードはいつも真っ直ぐ立てたまま越冬させていたので枝先に凍害が出て伸びては小さくなるの繰り返しだが
前年の記事と比べるとやはり株全体にはかなり大きくなっている
年を追うごとに充実しているというのは嬉しい
毎年開花を迎えて思う、昨年と比べてもそれ程株は成長してなかったと
しかし人の記憶なんて本当に曖昧なものだ、こうしてブログで記録をつけていると
前年度とは比較にならないくらい成長している事に気が付くことが出来る

毎年自分の栽培、株の成長に何かしら不満を感じている自分が居る
理想を高く持ちすぎているのでは?と言われたことがある
現に薔薇は半年も成長できるかどうかでも毎年ちゃんと成長しているのだ
ジュードは初年度三輪しか咲かなかった、それでもその一輪一輪にいたく感動していたのを今でも覚えている
その感動を忘れずにいなければと思う

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来年もジュードの花と極上の香りを楽しみにしている

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by tsukiiro2613 | 2016-12-04 19:40 | ジュードジオブスキュア | Comments(15)

ジュード色




今日の紹介は秋のジュードジオブスキュア

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昨年の秋は夏の施肥も効いてなかなか良い蕾の上がりだったが
とにかく悪天候で咲いては咲いた分だけダメになるの繰り返しだったように思う
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この独特の色合いとER屈指の濃厚な香りの花でお気に入りの薔薇だ
男性の名前の薔薇という事もあって以前のブログの名前にも使っていたほどだ
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この花は珍しく渦を巻いたように咲いている
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天候の悪い日が続いていた中で久々の晴れ間
ジュードに柔らかな日差しが差し込む
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画像から濃厚な香りが伝わってきそうだ(笑)
この薔薇の香りはガードルードジェキルやフランシスデュブリュイのようなツンとくるような香りとは違い
熟した果実やワインの香りを混ぜたような・・・言葉では上手く言い表せない
よく香るがマイルドな香りがする
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開花の始めと終わりでは褪色して花の色合いが淡くなるが
それとは別に開花がある程度進んでくると、色合いが株の花全体に淡くなってくる
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ちょっと哀愁漂う秋の開花
春の元気いっぱいな開花とは一味違う
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開花も終盤になると
何度も雨の前の強い風とその後の雨に打たれ傷ついた薔薇が痛々しい
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ディープカップ咲きの薔薇
何色とも言えない微妙な色合いの薔薇
ジュードが好きな人は黄色いバラと言われるとちょっと不服なのではないかと思ってしまう
ジュードジオブスキュアは黄色ではなくジュード色の薔薇
この何とも言えない絶妙な色合いの薔薇が存在することがイングリッシュローズの魅力の一つだろうと僕は思う
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咲き終わり頃の薔薇、小さく傷んでいる
紹介したのは悪天候で多くの蕾の中で綺麗に咲いたのはほんの一部だったが
濃厚な香りと秋にも素敵な色合いの花を見せてくれてお疲れ様と言いたくなる開花だった
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ジュードジオブスキュアも先日のセプタードアイルと同じように
ERの中では耐寒性は中程度である程度の高さ以上は毎年凍害で枯れてしまう
特にジュードは枝が固く巻きつけたり大きく曲げたりする誘因には向いてない薔薇だろう
ポール仕立てだがあまり無理すると太枝が縦に裂けてしまったりする(経験済み)
切り詰めても咲くので高さの自由度は高いと思うが
誘因するのなら緩やかに曲げられる壁面の一部なんかが望ましいだろうと思う
我が家はポールだが巻き付けずに段違いに剪定するなど工夫すれば問題無いだろう

先日のセプタードアイルと今回のジュードは今年は遅咲きになりそうな気配だが
今年も楽しみにしている



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by tsukiiro2613 | 2016-05-20 22:11 | ジュードジオブスキュア | Comments(6)

HEY JUDE





今日の紹介はジュードジオブスキュア2015年の1番花

下は開花が始まった頃の花

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植栽位置は下の写真の丁度真ん中辺り
黄色いバラが見える部分(まだ開花は始まったばかりの頃)

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半日陰で育てたり伸ばすと良い感じに俯くようだが我が家では真っ直ぐ上を向いて咲く
花の纏まっている場所は結構な高さで上手く撮影できないのでもう少し俯いてくれると嬉しいのだが・・・
高性の薔薇は少し俯くくらいがちょうど良い
(ちなみにうしろに見える黄色い薔薇はグラハム)
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我が家では一応ポール仕立てにして育てているが
ジュードはシュートが固く曲がりがきつい誘引には向いてない
ポールに巻いていると言うよりも支えている感じが強い誘引になっている
昨年の春に無理して曲げようと思ったら太いシュートが縦に真っ二つに裂けてしまった。涙
開花したから良かったものの1番太いシュートだったので焦った。
育ててみた感じ、この薔薇は壁面の一部かフェンスなどの
緩やかに枝を曲げて這わせる誘引が向いていると思う


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記事の最初の写真の花が咲き進んだところ
黄色~カラシ色の蕾からアプリコットに変わり
その後ピンク色にほのかに色付き何とも言えない絶妙な色合いになる

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花付きの良い品種でもないが三輪~五輪くらいの房咲きになる

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この薔薇もジュビリーセレブレーションの同じく薔薇栽培を始めハマり始めた頃に迎えた
イングリッシュローズとしては初期に集めた品種で
イングリッシュローズ屈指の濃厚な香り、ただ強い香りなだけでなく香りの質も非常に良いと思う
ディープカップの花はそれまでの薔薇の概念を崩すかのような色合い
どの性質にも驚くと共に非常に感動した薔薇の一つだ

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本来日差しや雨による花傷みの少ない品種だが
我が家のジュードは上を向いて咲くので、雨が降って暫くすると花弁が茶色くなってしまうことが有る

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ジュードを育てている方なら写真を見ただけで香ってきそうな気がするだろう
そのくらいしっかり香る品種だ
下の開き具合くらいか少し花弁が緩んだくらいに1番香ってくれる
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気持ちよさそうに日差しを受けるジュード

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迎えた年に根が動いてから移植してしまい
その年は夏くらいになって三輪しか咲かなかった
でもその一輪一輪に感動しとても嬉しかったことを覚えている

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この薔薇はそんなに花弁が多く無いのに蕾が緩むまで時間のかかる薔薇だと思う
昨年の1番花の時期は異常な低温にERがポツリポツリと開花しパッとしない年だったが
このジュードも同じようにゆっくりと開花し、見頃が無いまま気が付くと半分の開花は終わっており
咲けない蕾が半分位残ってしまうという変な開花だった
元々一斉開花するような品種でもないが、ERにこの状態が多く昨年は非常に萎えてしまった
途中で記事を書くのに萎えてしまったのも昨年は株が大きくなったのに
開花は良くなかったと書かざる負えない事が嫌だったのも有る
ただ異常な高温と酷い日差しで一気に開いてチリチリになってしまうのも考えものなのである
薔薇の開花時期というのはどうしても季節の変わり目に当ってしまうので
気候が安定しないのが辛いところである、秋バラも雹が降ったり散々だったし(笑)


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耐寒性は悪くないが毎年長く伸びたシュートの先の方は少し凍害が出ている
葉は大きめの半照り葉で耐病性は高い方だと思う、病気で困ったことはない(薬剤散布有り)

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我が家ではやたら伸びる事は無いが凍害の出ない土地ならば結構大きくなるだろう
このジュードは短くすれば花は上を向くだろうから無理に長く伸ばして育てずブッシュのように育てても良いのだろう

ツル扱いのERじゃなくても誘引すると伸びると載っている品種はよく伸びる
セプタードアイルなんか昨年4m近く伸びたシュートもあるくらいだ
これでは暖地ではどんなことになるだろうかと思ってしまう
ただこれは4mの壁面をカバー出来ると言う意味ではない
ただそれも育て方なのか品種のせいなのかそれぞれでヤングリシダスのように
もう少し伸びるかと思ったら伸びなかったなんて品種もあるから難しい(笑)
ERはオールドの血が入っている事も多く樹高の表記は有って無いようなものの事が多くある

その点HTやFLなんかは樹高表記がわりと合っている
アイスバーグや以前有ったパパメイアン、ピースなど
冬剪定で樹高を短くしたとしても1番花こそ樹高は低いが
その後夏剪定をし秋までにはネットや本で載っている最終樹高でしっかり止まる感じだった
今現在アイスバーグは所有しているが、秋までにしっかり1.4m前後になっている
ERの場合ブッシュのようでもツル性が強いと同じようにピンチしても
ピンチしたところからビヨ~ンとウンmも伸びてしまう事もあるのだ(笑)


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我が家では欠かすことの出来ない愛らしい香りの薔薇
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日中殆ど庭に居ない僕はジュードを一輪手で摘み取って
車に乗せて香りを楽しみながら(異常にスーハーしながら)通勤していた
もちろん帰り車に乗り込むとシナシナカリカリになってしまっているが
栽培している者にだけ許されたちょっとした贅沢(笑)
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記事をご覧下さり有難うございます
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by tsukiiro2613 | 2016-01-09 18:57 | ジュードジオブスキュア | Comments(8)