カテゴリ:ジャスミーナ( 2 )

咲きこぼれる林檎の香りの薔薇



今日の紹介はジャスミーナ
1996年ドイツはコルデスの薔薇

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小さめの中輪のジャスミーナ
モダンローズのせいかこのタイプにしてはステムが長く
まるでブドウのような房で咲きこぼれるように咲く薔薇だ
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上は開花中盤の様子
ツルのステムが長い品種は広い平面が一番扱いやすいと思うが
しかしどちらかと言えばステムは短い方が綺麗に整って見えるように思う

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この時期に一緒に咲いているのは同じツル薔薇のパレード
ジャスミーナの左横にはアブラハムダービー、右横にはヴァリエガータディボローニャが植栽してあるが
どちらも咲き終わっている(アブラハムはちょこちょこ咲いているけど)
ボローニャを上から被せるような形の誘引だが花期が被らないのでジャスミーナはもう少し斜め左に向かってではなく
右上にも誘引し、四角く誘引できたほうが見栄えが良いだろう、今年の課題だ
パレードは強風に煽られてグタグタだがジャスミーナは柔らかく垂れ下がっているのでわりと上手く風を受け流している(笑)

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開き始めは花弁の中心が濃く外側が白っぽいグラデーションだが
時が経つとピンク色は紫色を帯びたライラックピンクになり美しい

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ジャスミーナは微香らしいが我が家ではとてもよく香る薔薇だ
しかも薔薇には珍しい林檎のような良い香りが漂う
ジャスミーナは我が家では一番の遅咲きなのでこの時期に香りが楽しめるのはとても嬉しいことだ
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咲き方を見ていると同じコルデスの大人気品種アンジェラにも近いような気がする
ただアンジェラよりも花経が大きいので株を覆い尽くす程には開花しない
確かアンジェラも香りは薄いが似たような香りがした記憶が有る
刺も同じように大きめの刺が規則正しく付く

ジャスミーナは一応繰り返し咲きだが夏と秋はポツポツ咲く程度
まあクライマーなのでこれはしょうがない、春の開花が素晴らしいので贅沢言えない(笑)

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とても魅力的な花色と香り
僕が始めてバラ園で見たときは切り詰めて育てられていて花経が大きかったが
ツルが伸びるのと同時にやはり花経は小さくなって来た
その年に充実出来なかった枝には凍害が出るが耐寒性はそこそこHelp me findではゾーンNo,5bの薔薇
しかし耐病性はすこぶる良い、薬剤散布はしなくても育てられる薔薇だと思う
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下は満開の頃、一番の遅咲きだけあって他の薔薇は殆ど終わってしまっている
何とかパレードとはコラボ出来ていたのだがパレードはジャスミーナが開花するずっと前から開花していたのだからしょうがない

庭を造って思った事はネット上には薔薇の開花時期の紹介がとても少ないという事
もちろん実際にバラ園などで確認できるのなら良いがそれが出来ない場合が殆ど
僕は大きくズレて困るようなことはあまり無かったが、もう少し情報が多ければもっと考えて植栽出来ただろうと
ブログを初めた頃に思った、日当たりなどの環境によって開花期はずれてしまう事も多いが大まかな開花期を知る事、これは庭にはとても重要なこと
一昨年の紹介までは出来るだけ開花期も記載し、全景を紹介する事で何と何が一緒に咲いているのか判るればと思ってきた
昨年の紹介からは開花期の事は殆ど書いてないがこれまでの記事が植栽する方の役立つよう願っている

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ジャスミーナの右横のボローニャも最初は明るいグリーンで美しいが
ジャスミーナもこの時期はかなり明るいグリーンの葉だ、ただし艶々の照り葉
この辺の印象も僕にはアンジェラに似ている気がしている
ハイブリッドムスクのラベンダーラッシーやバフビューティーもこの手のタイプの葉だったような気がする

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上の写真は夕暮れどきのジャスミーナ

昨年の春に誘引して初夏に開花したわけだが
毎年開花を見守って今年はこんなものか、昨年とあまり変わりは無いように思ってしまうが、一昨年のジャスミーナと比べると物凄い育っている。汗
ブログを続けて自分の記憶が全然当てにならない事を思い知らされている(笑)
今年はシュートが昨年より多く残ってくれれば予定通り斜めに斜上する誘引ではなく四角く仕立てられたら良いのだが・・
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我が家で最後の開花のジャスミーナは毎年玄関を出ると
咲きこぼれるように咲く花と林檎の香りを漂わせとても癒される存在、今年の開花も楽しみにしている

さてバラの紹介も大物はこれで終わりです
あと残り少し、それが終われば春の宿根草などもろもろ紹介して
5月には今年の庭の記事にシフト出来ればと思っていますのでどうぞ宜しくお願いいたします。


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by tsukiiro2613 | 2017-03-20 11:58 | ジャスミーナ | Comments(6)

私には構わないでください


今日はコルデス2005年作出のツル薔薇ジャスミーナ

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ジャスミーナは中輪房咲きで花経は5~7cm程度のカップ咲き

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外側の花弁が淡い色合いになるピンク色の薔薇だが
咲き進む過程でライラックピンクに褪色する

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この薔薇は実際に植栽されているのを見て欲しいと思った品種である
見たときはブッシュのごとく切り詰められて花がかなり大きく咲いていたが
褪色している様が美しくタグが付いていたので見てみるとジャスミーナだった
以前本で見ていたが全く気にならなかったバラだったが見てみないとわからないものだなと思った

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概ねカップ咲きの花を咲かせているが巻が浅いと平咲きになる
よくピエールドロンサールを小型にしたようなバラと紹介されていたが
そのことですっかり僕はメイアンの薔薇だと思い込んでいた(笑)
しかしこの薔薇はコルデスの薔薇、僕はコルデスの品種は好みな物がわりと多い
僕の求める薔薇の美しさを再現してくれる数少ないブランドの一つだと思っている
それ以前にピエールドロンサールには全く似てないし他にピエールに似たようなバラはいくつもある


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ドイツはコルデスの薔薇だが交配にはフランス デルバールのサントネール ドゥ ルルドという薔薇が使われているらしい
サントネールドゥルルドはフロリバンダと枝変わりのツルが存在している
フロリバンダは1958年作出でツルは2003年作出になっているので2005年作出のジャスミーナに
2003年作出のつるサントネールが使われているとは考えにくい
サントネールドゥルルドは一見パッとしない薔薇に見えるが実際に見ると美しい薔薇なのではないかと思っている
モネの庭に植栽されているらしい
ジャスミーナの交配に使われたのはサントネールドゥルルドともう一つは実生とのこと

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美しいバラだが特筆すべきは香りである
よく微香、中香と紹介されているが我が家では林檎の香りがしっかり香る薔薇なのだ
この香りには本当にウットリする

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この薔薇は元がフロリバンダのせいか中輪でも非常にステムが長い
アーチなんかには向かない薔薇だ

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花付きは良く、ひと房に10輪以上の塊になって咲く

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このジャスミーナ、本当に強健な薔薇という言葉がピッタリの薔薇である
耐病性が良く樹勢も良い、良質な植栽土に植えてあれば簡単な施肥くらいで後は何もしなくて良いのではと思うほどだ
実のところ一昨年は肥料が多かったようで肥焼けしてしまいベーサルが伸びたと思ったら萎れてしまった
なので昨年は本来ならもっと開花が見込めたはずだったのだ
薬剤を散布すると黒点病のような黒班が出て焦ったが、葉は全く散る気配も無くどうやら薬害のシミだったようだ(汗)
余計に薬剤を散布しても逆効果だし周りにうどんこ病のバラが有ってもうどんこ病にはならない
デルバールのラローズドゥモリナールもとても強い薔薇だと思ったが
同じくらいかそれ以上の強健な薔薇といった印象である
薬剤散布の必要は無くツルで樹勢が良いので施肥もそれ程必要としない、現代の素晴らしいバラだと思う
ただ、全てが強健だと手をかける楽しみが無くなり逆に面白くないと思う事もある
ジャスミーナのように手をかけると逆効果で
まるで 「私には何も構わないでください」 と言われているようでちょっと寂しい感じもする
野放しで勝手に育つのなら試行錯誤して育てる事も無くなってしまう
栽培者の心理はなかなか難しいものがある(笑)
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下は開き始めの頃
括るものが殆ど無いので纏まりが無いのはこれからの課題。汗


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我が家では一番の遅咲きで奥のパレードとは花期がかぶるが一番最後まで咲いている薔薇はこのパレードである
かなり咲き進んだ頃
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伸長力は2~3m程度とされているが、昨年のベーサルの伸び方を見ると2.5~3mくらいなのだろう
ベーサルが毎年何本もよく出るので古枝を使うよりもシュート更新していくタイプなのだろう
寒冷地ではベーサルで更新するよりも古枝からサイドシュートが出てゆくタイプの方が景観を作ってゆく上では使いやすい気がする
シュートは太く規則正しく大きな刺が有る、標準的?なモダンクライマーという感じの枝
先に述べたように耐病性は高く葉はツヤツヤの照り葉で色は明るめ
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開花の終わり頃にはまたちょっと花の感じが違う
ちょっとローブリッターにも似ているだろうか

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ジャスミーナは前庭に植栽しているがここの景観はまだまだ未完
昨年中に皆大きくなってきたので来年はまた景観が変わるだろうと楽しみにしている

ジャスミーナは我が家で一番の遅咲きと紹介したように
2015年の薔薇の一番花の紹介はそろそろ終わりになります
ちょっと寂しい気もしますが、あとほんの少しだけお付き合いいただき
宿根草やその後の経過など紹介できたらと思っていますのでよろしくお願いいたします。


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by tsukiiro2613 | 2016-01-28 17:18 | ジャスミーナ | Comments(14)