<   2016年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

耐え忍ぶ





今日の紹介はヤングリシダス
2008年作出のイングリッシュローズ

c0365716_14474864.jpg
出会いはホームセンターだった、バラ園でも売り場でもあまり見かけないバラだったのだが
ずっと気になっていたバラだった
迎えた時の記事
昔の記事を見ると本来の咲き方や色合いとはちょっと違うがそれでも自分にはとても魅力的に写った
迎えてから数年経つがやはり独特の色合いと素晴らしい香りに毎年ウットリする薔薇だ

それより昔の記事を見て思うのは2013年春にはもう薔薇が一杯で迎える余裕は無いと書いているのに記事中で夏に薔薇苗を迎えている
だがその後も毎年苗を迎え続け同じ事を繰り返している恐ろしさに気付く

薔薇病に陥ってしまった人は解ってくれるかと思うが
薔薇を増やしすぎて管理がままならず病気だらけになって萎えてしまったり
いつまでも終わらないバラの作業に追われたり具合が悪くても水やりしなくてはいけなかったり
毎年一度は薔薇を増やしすぎた事を後悔する人も少なくはないだろう
しかし喉元すぎれば暑さを忘れる
ぼくは寒く辛い薔薇の作業を終えてな~んにも庭仕事をやらなくて済むようになった
普通なら楽になって良かったと思う
しかしどうだろう、いざやる事が無くなるとなんだか手持ち無沙汰になって寂しくなってしまっている(笑)
そしてまたネットでまだ見ぬ薔薇への探究心が生まれる
これは典型的な薔薇病の症状だろう

まあバラ病の事は良いとして(汗)

ヤングリシダス、何色と言って良いか分からない不思議な色合いの薔薇である
c0365716_14475473.jpg
中心はローズレッドのようだが中心から離れるに連れて紫色をに近い濃いピンク
外側はシルバーがかった花弁

c0365716_14474318.jpg

葉は少し丸まって葉脈がクッキリと浮き出る、綺麗な葉とは言えないが
葉は小さめで旺盛に茂る方ではない

花は多少崩れる事も有るがわりと安定した美麗花が多い

c0365716_14475915.jpg


この薔薇を紹介する時はいつも書いている事だが
ヤングリシダスはとにかく風当たりの強い場所に植栽してある。汗
迎えた時点で場所が無いと書いているくらいなので空間をすこし埋めてくれて花を毎年楽しめればくらいの気持ちだった
c0365716_14472670.jpg
しかし今年の強風は例年にも増して酷かった。大汗
場所のせいなのか強烈に伸びる方では無いようだが生育は緩慢な方で柔らかくゆっくりと伸びている
ゆっくりだが毎年株は太ってきてはいるので良しとしている、あまり大きくなっても困る場所なので。汗
c0365716_14472177.jpg

下は全景で見たところ周りの薔薇がでかいのでやたら小さく見えてしまうが
ヤングリシダスはシュートが柔らかく自立する気がしないので枝を配してそれにシュートを括りつけている
家の壁に当たった南風が家の角からヤングリシダスの方に抜けるのだが
他の薔薇は意外と平気だ、濃いピンクのルイーズオディエも家の角から南側に伸ばして括っているシュートは
風でボロボロ、花なんか見れたものじゃない
c0365716_14473867.jpg

これまでリシダスは強風にめげずなんとか開花していたのだが今年は特に風が強くしつこく吹いた
葉の色が違うのは一旦ボロボロになってから再度出てきた葉、蕾はもぎ取られ傷ついても残った蕾が後発で咲いている
毎年天候の安定しない6月は開花期と重なって泣かされるが今年は長引く低温と強風
来年はなんとか落ち着いてくれると嬉しいのだが
c0365716_14471473.jpg

今年は主庭でも風に泣かされた物が有ったが記事で紹介する度に見守るのが辛かったことを思い出す
c0365716_14470705.jpg
しかし美しい開花を見せてくれただけでも感謝

さてここまでは一番花の紹介だが次からは二番花の紹介
相変わらず小さいままだが夏もなかなか良い花を咲かせてくれた
細いがベーサルシュートもちゃんと出してくれる
c0365716_14480973.jpg

若干明るめで赤が強い感じがするが夏の花としてはレベルが高い方だろう
c0365716_14483282.jpg

夏も良いのだが花弁数が少なく開花スピードの早い薔薇じゃなければ夏に咲かせていると
秋に間に合わない事が多い、このバラも残念ながら秋には間に合わなかった
今年は雨が多く黒点病の多い年だったが前庭では病気が殆ど出なかったが最後の最後
秋遅くにこのヤングリシダスと隣のアブラハムダービーが黒点病になったウドン粉病はどちらの品種もならない。
今年は強風のせいで満足のいく開花ではなかったが来年の一番花は良い開花が得られる事を期待している
c0365716_14481508.jpg
さて今年の11月は例年になく寒かった・・まだ終わってないが
先週は広い範囲で冷え込んで寒さと早い雪に大変な地域も有ったことだろう
初冬は暖かい地方やここ北海道でも最初は湿り雪が降るが
冬本番になると北海道など極寒の地域では乾いた雪というのが降る、雪が乾いているというのも不思議な表現だが
今では札幌辺りだと雪が降ると傘をさす人を結構見るが
昔から冷える時期は傘をささないのがここでは当たり前だったのだ
これは雪が乾いているから、氷点下の中で降る雪は体に降り積もっても溶けたりくっついたりする事がなく
サラサラで振り払えば落ちるのだから傘をさす必要は無いのだ
最近は雪が降って傘をさす人が随分増えた
昔に比べると冬も随分暖かくなったようなので湿った雪が多く降るようになったのか
それとも暖かい地方から移り住んでくる人が増えたのだろうか

毎年東京で5センチも雪が降ると大騒ぎだが、寒冷地の積雪地帯の人は
一体何を騒いでいるのか解らない、ニュースを見るたびにハァ?と思っている事だろう(笑)
まあ僕もそんな一人だが寒冷地では暖かい地方の大げさな報道に冷めた目で見ていることが多い
しかし大げさでも無い、用意が無い、慣れてない事がいきなり襲ってくるのは大変な事だ
寒冷地では冬靴を履いて車はスタッドレスにしているので良いが
ツルッツルの靴底で氷の上を歩くだなんて自殺行為でしかない、それは大問題だ
札幌のように歩道橋にヒーティングなんて入ってないだろうし
凍った階段を上からスリッパで降りる事を思えば容易にその恐ろしさの想像がつく
夏タイヤで凍った路面を走るだなんて自殺行為どころか走る凶器だ
止まらない車がその辺を走っていると思えば恐ろしくて外も歩けない
雪が降り積もる事はまさに大惨事
しかし逆に考えるとエアコンの設置率の低い北海道で30度以上の熱帯夜が訪れたら大騒ぎだろう
異常な暑さ自体に免疫が無いので熱中症患者の嵐になってしまうのではないだろうか
北海道ではゴキブリってどんな気持ち悪い虫なんだろう?と想像するくらいが幸せでちょうど良いのである(笑)
ちなみにゴキブリだけではなくバラゾウムシも見たことがない。

備えというのはその土地で例年訪れる事に対しては皆用意しているので問題無い
しかし毎年のように史上初、記録的なんて言葉を使う天候が当たり前になってきた
逆に史上初や記録的な天候がこれからの例年並みになってしまうのかと危惧するところではある
・・・気が付いたらまた関係ないことが長くなってしまった。汗
この冬、そして来年は穏やかな天候で経過しますように。



記事をご覧頂き有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。



 にほんブログ村 花・園芸ブログ バラ園芸へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-27 16:40 | ヤングリシダス | Comments(12)

華麗なるフレンチローズ



今日はいつもとはちょっと違う華やかなフレンチローズの紹介

c0365716_20050792.jpg

上の美しい薔薇はラローズドゥモリナール 2008年作出デルバールの薔薇

毎年紹介しているのでお馴染みになってきているが
今年は房咲きの花がとても美しかった
この薔薇は強香でオールドやイングリッシュには無い素晴らしいフルーツ香が備わっている
しかし香りの強い薔薇の宿命で花弁が日差しにとても弱い
この房咲き以前に沢山咲いていた一輪咲きはあっという間にチリチリシナシナになって終わってしまった

c0365716_20055613.jpg
花もちはそれ程良くない上に日差しであっという間に傷んでしまう花
一見しっかりしてそうな花容だが香りを発散するべく薄く繊細な花弁なのだ
しかし極上の香りと美しい容姿を持ち合わせている薔薇でもある


この薔薇は迎えてみたものの色が想像していた物と違った事(タグの写真が違う)
カタログやタグのように咲かなかった事、花弁が弱かった事などで主庭の外側に追いやってしまったのだが
類まれな強健さと素晴らしい香り、時々ハッとする程美しく咲く花が惜しくて育てていた
この薔薇との付き合いも長くなってきたが 今年の房咲きの花はやっと本来の姿を見せてくれたような気がする
c0365716_20054958.jpg

同じくデルバールの強香種のローズドゥポンパドゥールも育てているが
ポンパドゥールはモリナールよりは花持ちが良いと思うがやはり花弁は強い日差しには少し弱いようだ
ポンパドゥールは開き始めの感じはふくよかなHTのような整った状態から始まり、ライラックピンクの美しい薔薇だが
開くと巨大輪と言っても良いほど花が大きく花の形は開くと共に酷く崩れるのが残念だ
モリナールは暖色のピンクで中大輪、程よい大きさで開いても美しい姿をキープする
どちらも独特の素晴らしい香りが備わっている、違う薔薇なので比べても仕方が無い
一番違うのは樹勢だったが・・・

c0365716_20061267.jpg

僕の勝手な印象だがデルバールの薔薇はシュラブでも直立性が多く
どちらかと言うとよく伸びるHTのような薔薇という印象
大きな照り葉でイングリッシュやオールドのように柔らかく伸ばすのではなく
よく伸びたシュートを冬剪定でブツブツと切るとそこからびよーんと長いステムが伸びて先に花が沢山咲く
ただHTのように気を遣う必要も無く育てやすいとは思うが



雨で少し濡れながらシットリと美しく咲くモリナール

c0365716_20060717.jpg

今後は晴れの予報
そうなると花がダメになってしまうどうするか・・・
c0365716_20053300.jpg

やはりその後日差しで花弁が傷み始める
そうなるとやる事は一つしかない
c0365716_20054104.jpg


残った房を殆ど切り取ってしまった
傷んだ花を除いてもかなりの花を摘むことが出来た
洗車バケツにざっくり入れたところ

c0365716_20052643.jpg

これは母にプレゼントする事にした
こういうタイプの薔薇は我が家では珍しいのでこのゴージャスな花束にはさすがにビックリしたようだった
c0365716_20051601.jpg

一番花の時期に切り取って終了させる事は今まで無かったが
今年は夏も秋もよく咲いたモリナールを育てていて良かったと思った年でもあった
この薔薇は意外に耐寒性が高く凍害が出てないもの嬉しい
来年も素晴らしい香りとゴージャスな開花を楽しみにしている
c0365716_20050792.jpg




記事をご覧くださり有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。


 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-23 21:39 | ラローズドゥモリナール | Comments(4)

写りの良い薔薇




今日の紹介は2004年作出のイングリッシュローズ
クイーン オブ スウェーデン

c0365716_22405234.jpg


直立性のシュラブで健康的によく伸びる薔薇である
シュラブだが伸ばして使うというよりもブッシュローズとしての扱いが適しているように思う薔薇
開く過程でアプリコットを含むピンクからピュアなピンク色になる

まず開く様子を紹介

c0365716_22394654.jpg

非常に整った花でこの状態だとイングリッシュヘリテージやセプタードアイルなど
他のピンクのイングリッシュに似て見える
c0365716_22400265.jpg

カップ咲きだが開くとシャローカップ咲き、しかしせん餅のように平たくならない 程よいカップを保つ
内側の花弁は規則正しく美しく並ぶ
真っ直ぐな樹形とダークグリーンで丸い葉も特徴的
c0365716_22395578.jpg

開いたがちょっと歪な花

・・と言わずにハート型に開いている!と言った方が良いかな(笑)

c0365716_22400948.jpg

花弁の弱い花の多いイングリッシュだがこの薔薇は
香りが殆ど無い代わりに日差しで傷む事も無く、雨はしつこく降るとシミが少し出来るくらいだろうか
切花に向いていると記載されている事が多いがシミ以前に切花品種程長く咲いてないので向いているのかは微妙・・
c0365716_22401669.jpg

しかしガーデン品種としてはとても優秀
強健であまり病気にならずグングン育つ直立性の薔薇
みさきが上手く育たないと嘆いているような人はこの薔薇で良いのでは?と思ってしまう
ただ春の花付きは良いがそれ以降は秋まで咲くもののあまり咲きそろわないのが残念
c0365716_22410398.jpg

下は株を少し上から見たところだが
別に三株植栽しているわけではない
この株は二つに分かれて育っている上に前年のシュートの勢いが抑えられず一部がボコんと頭一つ高くなってしまった。汗
我が家は手前から見ることが多いので手前を低く奥を高く剪定するのだが
勢いの良いシュートを思い切って低くできないのでこういう失敗が起きる。涙
c0365716_22404629.jpg

それにしても上を向いて咲き揃う薔薇は写真写りが良い
シュラブだと強烈に花が咲いてないとあっちこっち向いてあまり咲いているように撮影出来ない事もある
c0365716_22403967.jpg


最近は下の写真のように光と影のコントラストが有る写真を撮るのが好きだったりする
c0365716_22402296.jpg


手前に花を入れても背景にもちゃんと咲いているのが良いところ
c0365716_22392923.jpg


朝日の喜びとそれを待つ期待に胸膨らむ
c0365716_22392193.jpg

雨が多かったのか外側の花弁に赤い斑点が出来ている
c0365716_22391272.jpg


この薔薇は中輪サイズでも大きい花の多いイングリッシュの中輪の中では小さめの普通の中輪花
花経は6~7cm程だろうかマダムピエールと同じくらいかな
僕は真っ直ぐよりも少し首を傾げるくらいの方がしとやかさとか柔らかさが出ていて魅力的に感じるのだが
こういう薔薇は元気な可愛らしさを感じ女性には特に人気が有りそうな品種
c0365716_22393385.jpg



開花が終わり頃になり花弁が少なくなりあっさりした顔になってきた
花弁が止めどなく落ちてくるので庭土は花弁だらけ、今はもう諦めている
c0365716_22411626.jpg

DA社の説明書きにも飛び抜けて上部でよく茂ると有るように
非常に丈夫で信頼性の高い品種だ、生垣に使えるほどだそう
c0365716_22412139.jpg

そうそうトゲが殆ど無いのもポイント高い
冬囲いをしていて毎年思うのはオールドやイングリッシュは刺の少ない薔薇が多くツルンとしているので本当に助かる
モーティマーサックラーなんかはツル性の中では特にスベスベツルツルで本当に嬉しい
c0365716_22412845.jpg

毎年安定して開花してくれる可愛らしいクイーンオブスウェーデン来年の開花も楽しみにしている
c0365716_22403243.jpg




記事をご覧頂き有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-20 14:15 | Comments(6)

悪魔の囁き



今日の紹介は
スヴニール ドクトール ジャメイン 1865年
ハイブリッドパーペチュアルのオールドローズ

c0365716_21112096.jpg


開き始めは赤いバラだが黒っぽい紫色になる黒薔薇と呼ばれる分類の薔薇

c0365716_21111654.jpg


実際に見たかったので迎えて鉢植えにしたスヴニールドクトールジャメイン
迎える前はバロンジロードランに似ているのかと思ったが全く違うバラだった、まあ当たり前だが。汗
この薔薇の色合いは深い赤から黒っぽい紫になるがバロンは鮮明な赤から濃い紫色に褪色する
バロンの方が花経が大きく香りが強いこちらは中輪で香りはそんなに強くない、と言うよりもあまり感じられなかった
c0365716_21110123.jpg

非常に良い色合いだ
しかしネット上の画像で見るよりもずっと花弁が多いように感じる
この薔薇は実は自立型誘引を試みようと昨年から計画を温めてきたが
それ以前にちょっと凍害気味かつ過肥気味で開花自体マチマチに咲いて上手く結果が出なかった。汗
肥料はそれ程与えてなかったがあまり肥料が要らないのかな?
充実してくればそれ程凍害は出なそうだがバロンよりも耐寒性は弱い品種なようだ
バロンとは別品種なので比べてもしょうがないが(笑)

c0365716_21105636.jpg



このくらいの色合いはムンステッドウッドに似ているかな

c0365716_21111009.jpg


型の良い咲き方だ
c0365716_21112562.jpg
c0365716_21112096.jpg




そしてこんな物凄い色合いの花も咲く

c0365716_21113112.jpg

いくつか所有している我が家の黒薔薇の中でも一番の毒々しさ・・悪い意味ではない(笑)
格好良いが花の形と色合いが色々な意味でダークな印象を受ける薔薇だと思った
悪魔の囁きでも聞こえてきそうな花容をしている・・
c0365716_21113550.jpg
今年はマチマチに開花していたので鉢植えなのに日差しから守りもしなかったので
花もちは良さそうだったがこれ以上開いた花は日焼けしてしまって撮影してない
上手くいけばまた来年登場する事だろう


記事をご覧頂き有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-17 20:16 | Comments(6)

終わりの始まり



今日やっと庭の冬囲いの作業が終わった
長かった~(笑)

c0365716_14032146.jpg
以前から伝えてた通り今年はつるバラやシュラブの長く伸びるバラは地面にほぼ横倒しにしている
よってかなりスッキリした感じに見えていることだろう
ちなみにセプ子は初めてのお使いならぬ今年初めての越冬経験!(笑)

下は昨年の冬囲いの様子
c0365716_17233747.jpg

背丈の有る薔薇は雪に埋まるであろう高さで途中で曲げてある
でもこれは実は積雪地帯では結構な自殺行為である(笑)
基本的に冬囲いは雪圧がかからないよう縦に細長くしてのしかかる雪の重みを受けないようにするのが普通だ
枝を絞って表面積は少なくしているが、それでも枝を立てて点で受けるのと横で線で受けるのには かかる雪圧に大きな差が出る
雪の多い年は吹雪で吹き込んだ雪が曲げたシュートの高さの更に上に1mも積もる
その雪圧に耐えるべく 下からつっかえたり 上から引っ張ったりこれは大変だった(笑)

c0365716_17233153.jpg
今年は上の写真よりも更に限界まで倒したが 株元が折れやしないか心配で頑丈に養生している
根元からベタっと寝るわけではないので結局昨年と同じように 株元から中間まで弓なりになった部分を守る事に時間を費やした
昔バラの苗を迎えて土に横倒しにしていたら春に枝が黒く腐っていたので 土の上に寝かせるのはちょっと抵抗あったが
そもそもそれは苗の問題だったと今となっては思う、それにネットで巻いているので直接土に付くこともないだろう

結局冬囲いを簡略化したいなんて言いながら昨年とほぼ同じだけ越冬の準備に時間を費やしてしまった(笑)
c0365716_14032146.jpg
上の画像はまた今日のもの
午前中に終わらせることが出来たが 昼まで晴れていてとても良い天気だったのに
午後からは土砂降り、今日だけは天候が味方してくれたようだ(笑)

写真で見える囲いには実はそんなに時間が掛かってない、時間が掛かるっているのは見えない部分だったりする
札幌辺りだと凍害だけではなく雪圧からも守らなければならない大変な作業だ

ちなみに何の事か解らない方の為に2013から2014年の庭の様子
多い時はまだ積もる(笑)
c0365716_14325847.jpg
ただ積雪地帯では雪圧にさえ耐えられるよう囲えば 最高の防寒材の雪の中で薔薇を眠りにつかせることが出来る
しかし昨年 一昨年と予想していた積雪量を大きく下回り 囲いの高さの設定は失敗に終わる・・・あんなに頑張ったのに。涙


さて冬囲いが終わったので施肥についても触れておこう
ちなみにここに書くのはただの自論です

毎年春に寒肥に当たる施肥を行うのが北海道では当たり前だが
積雪が無くなる4月に施肥を行って薔薇が伸びだすのは5月から、開花は6月
さてこの短い期間でちゃんと肥料は分解されているのだろうか?と疑問に思ったのが始まり
肥料は発酵と記載されているのが当たり前だが別にすぐに根が直接それを吸って効くわけではない
化学肥料のように成分だけならそれを根が受ける取る事は出来るだろうが
実際は分解されてからだろう

以前は穴を掘って肥料と堆肥を混ぜて与えていたが
開花の頃に近くを掘った際に肥料を埋めた部分を掘り返してしまった
すると物凄い匂いを発した固形油粕や骨粉が出てきたのだった
この時に分解されてちゃんと肥効が出るまでには結構な時間が必要だろうと思った
秋の終わりに施肥を行って 寒い時期にゆっくりと分解させることにしたのだった(囲ってからだと出来ない)

もちろん生育が止まる前に寒肥をやる事は逆効果
北海道では夏以降肥料を与えると冬までに固まらない柔らかいシュートが出てしまい 凍害が出る可能性が高くなる
秋の終わりと言ってもバラの動きが止まっていれば肥料を吸って伸びる事はないので
必ず薔薇の成長が止まってから行うようにしている

しかしこの秋の終わりの施肥と春の施肥に大きな違いが有ったかといえばそうでもない(笑)
四季咲きは殆ど違いがわからなかった
しかし一季咲きは違ったように思う、今年は房咲きが多く
例年開花後少ししてから伸びだすシュートが開花後すぐ、もしくは開花中にもビュンビュンシュートが出ていた
・・まあ開花中のは良い事では無いが その後も勢い付いて成長していた
北海道では早ければ夏から肥料を切ってしまうので 翌年の肥料の残効というのが無い状態で
春の施肥からのスタートになる、場合によってはほぼ無施肥の状態から始まってしまう可能性もあるのではないだろうか
他に違う事が有るとすれば今年は春から出ていたウドン粉病が殆ど出なかった事が違うだろうか
株が充実したとか天候のせいと言われてしまえばそれまでだが


ただこの施肥というのは結構難しい
狭い植え込みに薔薇を植栽して大きくなると 例えボカシ肥でも株元に与えても 肥料を吸っている根はもうそこに無い事が多い
以前アーチのジェネラスガーデナーを移植した際には 毎年施肥していた場所には根が殆ど張ってなく
えらい遠くまで伸びていたのだった,それでも旺盛に伸びていたから良いのだが。汗
それにより昨年は下が土になっているレンガ敷を剥がしたり 敷石を剥がして その下にまで施肥していた

寒肥は秋の終わりに行う事にしたが
春の芽出しの頃にも即効性の肥料を使いたい気持ちが出てくる
IBでも良いのだが雨や灌水が無いと効き目が無い上に長く肥効が残るのが辛い所
タキイなんかで売っている液肥の希釈ノズルでも買おうかと思ってみたり

北海道では一番花以降は殆ど追肥が要らないのは助かる所ではある
僕は一番花の終わる少し前にお礼肥を施す

昨年は二番花の時期、お盆頃四季咲きに追肥したが、これはちょっと失敗だったと思った
今年の雪解け後にこれまで凍害の出なかった四季咲きに凍害が結構出た、追肥しなかったものは殆ど昨年と変わらずだった
前の冬は異例の降雪の少なさも凍害が出た要因だとは思うが、お盆頃に追肥してしまった事も凍害を多く出した要因かと思っている
これにより今年はお盆過ぎの追肥はやらず、その代わり越冬に有利に働くようカリ肥料を与えることにした
草木灰と微量要素のみのハイグリーンを混ぜたものを四季咲き一季咲きに関係なく施した

とこんな感じで年間の施肥は終わり
たいそうな事を書いているようだが ただの自論であり、自問自答しながら毎年少しずつ変えながら作業している
施肥はそんなに辛くない、殆どばら撒いてチョチョイと混ぜてるくらい
以前穴を掘って施肥していた時はモグラが大発生したのか?と思うほど異様な光景かつ体力的にも辛かったが(笑)


気が付けば長くなってしまった・・・
越冬なんて無縁の方すみません。汗




今日は最後の摘み忘れの薔薇を切り取った
c0365716_14032729.jpg
ホワイトメディランド


c0365716_14033239.jpg
そしてフランシスデュブリュイ

家の中で生けておいた、ホワイトメディランドは開くだろうかどデュブリュイはボーリングして終わりか・・
部屋の暖かさで香りが溢れ出してきた


越冬の作業はこれで終わり
ガーデンシーズンが終わり庭は眠りにつく
しかしこれは長く続く冬眠の始まりに過ぎないのだ
皆無事に春を迎えられますように




記事をご覧下さり有難うございました
今回からバナーを変えてみますので よろしければポチっとお願いします
ローズヒップのバナーも作りましたが記事によって使い分けようかと思っています
どうぞよろしくお願いいたします

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-13 15:53 | 2016年の庭 | Comments(10)

秘密の花園








今日は6月の一番花からブラザーカドフィールの紹介
大輪のディープカップ咲き、1990年作出のイングリッシュローズ

c0365716_18163435.jpg
これまでも述べてきた通り この薔薇は強い日差しで花焼けしやすい
香り高い薔薇は花弁が薄いことが多く、香りをよく発散する反面 日差しや雨に弱いことが多いようだ
僕が育てた中でこのブラザーカドフィールとジェフハミルトンは特に日差しで花焼けする事が多いバラだった

例年のように上の写真で見える花は北海道の夏至の頃の長~い日差しの中咲いている
日に15時間以上もある強い日差しに あっという間に花はシナシナになってしまう
わりと耐寒性の良い薔薇だと思ったが 今年は凍害が多めに出た(ハーディネスゾーンナンバー5b)

このバラに合う条件の半日陰が用意できず
他の薔薇や樹木の間に少しでも日陰になるよう移植して追い込んでしまった、しかしあまり日当たりが無い割によく咲いていた
昨年は長く伸びたのでいつも影に隠れて見えないこのバラを
少し見えるように高さを出して咲かせようと思ったが凍害のせいで 前年よりも少し樹高が低くなってしまっていた
庭から見えるブラザーカドフィールは日差しで すぐに駄目になったので今後も花焼けしてしまって
後はちょっと残ったの蕾がチョボチョボ咲いて終わりかと思っていた



しかし庭の外側から眺めていて ふと木々の間のバラに目が止まった
カドフィールが咲いている!
c0365716_20214583.jpg

塀を登って狭い木々の間を抜けて見てみると
日の当たらない方向に向かって沢山咲いていた
カドフィールは刺の少ない直立性のシュラブでスーっと伸びた枝の先に一輪~三輪程度の花を咲かせる
c0365716_20212294.jpg

正面からは見えずもう花が終わったと思っていた僕は
狭い木々の間から入ったこの身動き取れないような場所で咲くブラザーカドフィールに驚いた
まるで秘密の花園・・・花園とはちょっと言い過ぎかな(笑)
c0365716_20215194.jpg


イングリッシュローズの中ではわりと早くに好んで迎えた品種だが
思うように庭に使えなかった品種だった
c0365716_20213621.jpg

この薔薇のように思うように我が家の環境と合わず
庭のそれぞれのバラや他の植物が小さかった頃、空いている場所に植え付けた薔薇がいくつかある
それぞれが大きくなり 今後は根が干渉してしまったり 株同士が重なり合ったりするのは目に見えていた
今年はそんな薔薇について少し考えることにした年でもあった

c0365716_20213100.jpg
僕は一番花のシーズンこのカドフィールの秘密の花園に二度ほど潜り込んだんだった




記事をご覧頂き有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-10 20:30 | ブラザーカドフィール | Comments(8)

ヒキコモリ





今日の庭仕事は中止

c0365716_10412881.jpg


何故なら今朝方にかけて大量の雪が降り積もったから
ベタ雪が樹木に着雪して綺麗になっているかもしれないと近所の公園を訪れたらまだ葉が残っていた・・
そう言えばまだ十一月になったばかりだった、本当最近雪が早い。汗
c0365716_10411636.jpg

あまり積もってないように見えるが10~15cm程度の積雪がある
c0365716_10421427.jpg

もちろん冬囲いはまだ途中のまま
さすがに今時期のベタ雪の中作業する気にはなれない。汗
c0365716_10430088.jpg


しかもこの時は吹雪いていた(笑)
一気に戦意喪失、まあまだ根雪になるわけでもないので次の機会に行おう
今年は主庭のツル系の薔薇はベッタリ寝かせる事にした、と言っても中間までは浮いてしまうが
c0365716_10432435.jpg

昨年もかなり急いで悪天候の中でも作業していたが
その後幾度も晴天の休日が続き焦りすぎたかと思った(笑)
まあ休日に庭仕事だけ出来るわけではないので 早く終わらせて薔薇が眠りにつく姿を確認し
自分自身の心も休めたい所なんだが
c0365716_10434166.jpg

今回の雪は前回の雹と違ってかなり雪っぽいが
北海道の雪という感じではないベタベタの重い雪、やはり雪はサラサラの方が良い
c0365716_10431339.jpg

雪の降る中の撮影は防水のスマホが役に立つ

c0365716_10414771.jpg

ほんの少し前まで多肉の花が咲いていたのに(ちょっと色味がおかしい。汗)
葉はもう冬葉に変化しているがコレは越冬する前に開花するようだ
c0365716_10513581.jpg

ちょっとティアレアのような花のセダム
c0365716_10491615.jpg

実は外で冬越し出来るセダムで葉が気に入った物を集めてたりする
越冬出来るタイプは好みの物が少ない、そんな中で気に入ったものを見つけては一角に集めて植えてある(笑)
c0365716_10492833.jpg


あまりにずっと雪が降っているので舞い落ちる雪でも撮影しようかと
一眼レフを持って外に出た
c0365716_12494294.jpg

そしたらその瞬間から晴れてきた(汗)
それならそれで遊ぼうかと撮影する(笑)
c0365716_12494835.jpg


雪解けはよく雫が落ちるのでまた水瓶の水面に落ちる雫の撮影に挑戦

取り敢えず失敗
c0365716_12495458.jpg

ちょっと王冠らしき姿で撮影できた
c0365716_12495917.jpg



水中から精霊が現れたかのよう(笑)
あなたの好きなのは金のシベですか?それともシルバーがかった花弁ですか?

いいえ精霊様、普通の薔薇の花で結構です
c0365716_12500467.jpg


晴れたことで雪解けが進む
c0365716_12501010.jpg

越冬の準備はいつ終わることやら・・・
今日はなんにもしないで引きこもりしてようか、それも悪くないか。。。
c0365716_12501510.jpg

と思って記事を書いていたもののその後も快晴の天気が続き
13時半か・・・




やるか!
c0365716_16484779.jpg
結局16時まで一心不乱に作業し続け主庭は殆ど完了!
今年はツルをベッタリ寝かせたのでちょっと見応え無いかも(笑)

越冬の作業はまだまだ続く。

・・セプ子どうするかな~




記事をご覧いただき有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。


 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-06 17:02 | 2016年の庭 | Comments(16)

五月の女王




6月のパーゴラの中の様子
足元の植え込みが写った状態をアップするのはおそらく初めての事だろう

c0365716_19505870.jpg

これまで紹介してきたのはパーゴラの外の景観
これも最近紹介するようになった、前庭は色々な理由が有ってあまり紹介したくなかったりする。(笑)
しかし薔薇が育ってきたので紹介せざるを得ないようになってきてしまった

c0365716_19513662.jpg

もう一度少し曇っている日に撮影した同じ角度の写真
・・・ボローニャにピントが合っているが。大汗
ここも宿根草がびっしりで植栽当初はここは半日陰ということもあって山野草が中心の
どちらかと言うと和のスペースだった、それが今や大きな薔薇が覆う和洋折衷な感じのスペースになっている

c0365716_19505127.jpg

オダマキが終わった後この時期咲いているのは
都忘れ
c0365716_20344556.jpg

都忘れは上のピンクの他に下の淡い紫と濃い紫を植栽している
c0365716_20342855.jpg
その他にお気に入りのタマシャジン(ファティウマ)
お気に入りなので一枚くらい写真が有ると思っていたが残念ながら一枚も残されてなかった
何やっていたんだか・・・薔薇の撮影でいそいそして忘れてたのか。汗
スッキリ植えていたつもりが年月と共にギュウギュウになってしまったのでそろそろ間引かなければいけないだろう




紹介が遅くなったが今日の紹介する薔薇は
五月の女王ことメイクイーン 1898年アメリカの薔薇

c0365716_19512778.jpg


今年初登場の薔薇だがもちろん今年迎えたわけではない
昨年中育てて今年花が咲いたもの
c0365716_19513390.jpg

整った花の好きな僕だが、この薔薇はわりとルーズな咲き方をする
しかしこの薔薇はそんなことどうでも良くさせてくれるフンワリ柔らかで
咲き始めはピンクだが褪色するとライラックピンクになる美しく人を惹きつける魅力の有る薔薇である
c0365716_19514805.jpg
ランブラー故に細くグニャグニャのシュートには鋭い刺が付いている
c0365716_19520001.jpg


褪色してライラックピンクになってきたところ
柔らかく精細な花弁が美しく光を透す
c0365716_19515489.jpg


ランブラーの良い所は垂れさせてもよく開花してくれるところだろう
c0365716_19521778.jpg
一番最初に紹介した写真だがまだ簡易パーゴラの上部を埋め尽くす程に成長してない
まだまだ子供の株なのだ
今後は右前の高さをもっと上げてメイクイーンを左側に向けて垂らすように誘引したいと思っている
そうじゃないと外からこの薔薇が見えない。
c0365716_19505870.jpg

小輪咲きの多いランブラーの中この薔薇は中輪で7cm程の花経が有る

c0365716_19521252.jpg

この薔薇はキッチンの窓に少しかかった枝がフワフワと垂れ下がり美しい開花がよく見える
その姿はまるで桜が咲いているかのような美しい光景だった
この薔薇は迎えて本当に良かった
最近迎えてみたけどアレ?と思うものも有った。大汗
それは褒められる事の多い品種だったのでどれだけ良いかと思ったが自分の好みではなかった
そう、好みは人それぞれ、だからここには書く必要がない

c0365716_19514058.jpg


整った花では無いためきっとこの薔薇の魅力をあまり伝えられてないだろうと思う

c0365716_19512186.jpg


しかしファンタンラトゥールを見たときに似た感覚の有る薔薇で
シュートの太く花弁の厚い薔薇のように豪華さは無いが
風にそよぐ自然な美しさを持つこの薔薇に目を奪われる
c0365716_19511447.jpg


一応中香との記載があるが残念ながら僕にとってこの薔薇は無香の薔薇だ
c0365716_19510327.jpg


来年はもう少し上部を塞げるだろうか
今年は残念ながら昨年よりも伸びなかった
c0365716_19504425.jpg

実はここは前にマダムアルフレッドキャリエールを植栽していた場所だった
あの薔薇は僕の中でかなり育てたい薔薇だったのだが
残念ながらあの薔薇は凍害で大きく育てるのが困難だと判断して植栽を辞めてしまった
しかし北海道ではジューンクイーンのこの薔薇は色こそ違えど
マダムアルフレッドキャリエールに劣らず自然な美しさを有した薔薇だと思った
c0365716_19502707.jpg

来年は今年の開花に輪をかけて美しく咲く事を願っている
c0365716_19503975.jpg


記事をご覧くださり有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-11-03 22:53 | メイクイーン | Comments(18)