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かけがえのない薔薇

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今日はウィリアム・モリスの紹介
イングリッシュローズで発表は1998年
発表から既に20年、かなりのお気に入り品種なのだが残念ながら最近日本での取り扱いは無くなってしまったらしい

お気に入り品種故に写真が多い、同じような写真も多いのだが記録として載せておきたいのでどうかお付き合い頂けたらと思う
ここで紹介する写真は一番花の開花が進んできた2017年6月20日から7月3日までのものになっている
半月弱の記録だが開花自体は20日前後は楽しめるだろう
写真が多いのでざっと紹介していこうと思う

まずは6月20日
開花が進んできた、咲き始めは花色が濃く初々しい印象のモリス
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6月21日
かなり早咲きのアッシュウェンズデーとのツーショット、アッシュウェンズデーはそろそろ終わりそうだ
どちらかと言うとウィリアムモリスは遅咲きだ、しかし昨年の状態で開花期が被っているのでアッシュウェンズデーが充実してくれば問題なく競演してくれることだろう
どの薔薇にも言えることだが迎えた当初は一瞬で開花が終わってしまっても株が充実すれば自ずと開花期は長くなる


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濃い花色の時は色の出方がアブラハムダービーを思わせる
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6月21日のモリスを引きで見たところ
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6月23日
一日空くとモリスのみならず他のバラの開花もかなり進んできた

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モリスは色が落ち着きゴージャスな咲き方をしている
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花弁に緩くウェーブがかかったアプリコット寄りの花
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6月24日
モリスは徐々に開花が進んでいる、まだアッシュウェンズデーも開花している
実は開ききっているがアッシュは花持ちがとても良い薔薇なので昨シーズンは結構伸びてくれたので
今年はアッシュウェンズデーがスカスカのアーチのメインを飾ることを楽しみにしている
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モリスの紹介は庭の開口部方向から撮影したものしか無いのだが別角度だと写したくない物が写ってしまうので仕方が無い
見えないがもちろんのこと反対側やアーチ上部にも開花している
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アーチの足元には手前からアイリッシュモス、アサギリソウ、右側に行って黄色い小花が見えるがこれは実は
野生のマンネングサで元々庭に雑草のごとく生えていた物(笑)おそらくツルマンネングサ
恐ろしく強健で絶対に無くならないが群生すると結構綺麗なのだった、ここは通る際踏んでしまうが目隠しに使うことにした
ちなみにアーチ右側、マンネングサの向かい側に植栽してあるコモチレンゲも結構強健な多肉でよく増える、これは気に入っているのであちこちで増やしている、レンガがピッタリ届いてない部分などの目隠しにとても重宝する
アーチの足元には白花のゲラニウムがあるがさすがにこれは無茶だった、薔薇に近すぎて施肥で弱らせてしまった事とバラが大きくなり日陰になったのであまり咲かなくなってしまった、救出しようにも移植する場所が無い。汗

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少し日が空いたが6月27日
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ずっと同じような写真になっているが花はずっと同じではない
このくらいの花数でずっと入れ替わり咲いているのである

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6月28日

モリスはいまだ同じような開花を続ける、一斉開花はしなかったものの見頃は結構長かった
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こうして見るととても賑やかに見える庭だが
実際に庭に居るととても静かなものである
ブログには音楽を一緒に載せ楽しんでいる、その時々の気分で聴きたかったものや記事の雰囲気で決めている
自分がその時居る庭は庭や植物そのものから得られる感覚は複雑に感じるかも知れないが実際はとてもシンプルなものである
その時に求める音も壮大な曲や歌詞も必要と感じない、それはとてもシンプルなもの
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6月29日
庭にその日最後の夕日が差し込む
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開花始めはオレンジやアプリコットが強く出ていたが開花後半になるとピンク色が強くなる
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雨が多かったせいなのか外側の花弁が傷んだ写真が多いが開花そのものは魅力的だ
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日の終わりに光で遊ぶモリス
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日が陰り表情も変わる
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6月30日
心なしか前日より開花数が多いように見える
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この日も夕日の撮影
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昨年は一番花のシーズンを通してモリスは傷んだ花が多かったがこの頃が一番綺麗に咲いていたように思う
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開花終盤になると丸っこい花が多くなってくる
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7月1日
雨が降っていた
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モリスの表情はそれまでとは一変する
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開花する花も若干小振りな物が多くなった
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モリスは褪色すると白っぽくなるがこの頃になると開花全体が色が淡くなっている
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7月2日
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モリスは僕は右下のフレームから切れている花のような感じが好きなのだが
いつもは撮影できていたのに昨年は途中で傷んでしまったりでちっともそんな花に巡り会えなかった年だった
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まだこの頃になっても頑張って新たに開花し続けるモリス
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開花途中から株全体としてピンクの方が強くなるものの開花初めにアプリコットを帯びている花は多い
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7月3日
昨年は七月に入ってからの暑さが酷かった
この頃の記録を最後に写真が無いのでおそらくは暑さで強制終了させられてしまったのだろう
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コロコロと丸い開花
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7月5日
すっかり白っぽくなって咲いている
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モリスはティーの強香だったがモリスの香りはタイミングがあわないと感じられない、おそらくティーの香りはあまり感じ取りれない体質なのだろう
香れば甘いティーの香りがとても素晴らしいのだが
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記事を書く度に書いているが僕はウィリアムモリスをとても気に入っている
この先もずっと手放したくない薔薇である
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他にも似たような薔薇は沢山有るとは思う
しかしその似たような薔薇は実際に手元で育てると全く違った個性を持った薔薇だと気が付くことだろう
それぞれに個性が有るものだ、モリスはできれば大きく育てたい薔薇
僕はモリスにほかに代え難い個性を感じている


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# by tsukiiro2613 | 2018-03-14 21:04 | ウィリアムモリス

白い蔓薔薇の有る風景





今日は白い蔓薔薇の紹介
1968年Cant of Colchester作出 イギリス


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さてどの薔薇か探してみましょう
その薔薇は扉を抜けて左奥
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きっともうお分かりですね(ビニポットはセプ子です)

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誰もが知る有名なツル薔薇と言えばピエールドロンサールやニュードーンが上がるだろう
そして白いツル薔薇と言えばフロリバンダのアイスバーグの枝変わりアイスバーグ クライミング
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白いクセのない美しい花と素晴らしい花付きはそのままによくシュートを伸ばすツルとなったのが
つるアイスバーグ、残念ながら超優秀な四季咲き性は失ってしまった
充実すれば少し返り咲きする事が有るらしいが我が家では一季咲き

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一昨年まではポール仕立てにしていたつるアイスバーグ
昨年はポール経由でシャラの木にも誘引する事にした

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ポール仕立てを辞めた理由としてはツル薔薇はせっかく伸びたツルが使い切れずポール仕立てでは勿体無いと感じたからである
村田氏の著書を後で見ると元々長く立ち上がってから開花するシュートを伸ばすクライミングはポール仕立てやアーチには向いてないと記載してあった
我が家のアイスバーグはポールからかなり離れた位置に植栽してあり、下の方は違う薔薇で隠れる上にシュートを引っ張ってポールの途中から巻いていたのでその点については大きな問題にはならなかったがこの有り余る樹勢を細いポールに巻きつけて抑えるのはいささかどうかと思ったのだ
ちなみに昨年の開花はこちら↓
これはこれでコンパクトに纏まっているのだがやはり広い面を使う方がクライミングには合っているだろう
元々はお隣のガレージを隠すために経界側に植栽しているアイスバーグだが、そこでは生育に問題が有ったのでポールを選んだのだったが
ポール仕立てはポールに収まり開花の得られやすいシュラブやモダンシュラブが適しているだろう(もちろんどれでも良いわけではない)
ちなみに村田氏によるとブルーマゼンタのようなランブラーも開花が得られやすいんだとか、ほぉ~ブルーマゼンタは近くに有るけどねえ~。



今年はFLの方のアイスバーグが前代未聞の不調で花付きがイマイチだったのが残念だった
しかしツルは昨年とは比べ物にならないくらい良い開花を見せてくれた、毎年何かしら上手くいかないことってあるものだ
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花を傷ませる雨も花弁を濡らすとの時はとても美しい
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アイスバーグは開花が進むとシベを見せるようになる
このシベがまた愛らしいのだが僕はシベが黒くなってくると花殻を摘んでいた
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しかし見上げる薔薇になった今は開花が終わり頃になってからに変わった
これは庭全体に言えることだがこればっかりは仕方のないこと

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またちょっと引きで見てみる
本当は扉の向こうに緑の棒のように見えるクレマチス アルバラグジュリアンスが無ければ奥はよく見えるのだが
敢えてそこに植栽し見えないようにしている(笑)
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よく見ると大きな白いツル薔薇が背景を飾っている、それでいい。
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あまり撮影しないが一番奥から撮影してみたところ
モーティマーサックラーが一番奥に有るのだが、昨年は傘のように仕立てて下を通るように誘引した
すると花が見えなくなってしまった。涙
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こちらもあまり載せない角度、アイスバーグや右に見えるロイヤルジュビリーは良いのだが
物置の壁面が未だ完成しない、他は遅咲きなので開花はこれから

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フロリバンダのアイスバーグとツルアイスバーグは枝変わりなので花は同じはずなのだが
樹勢のせいなのか少し違う花に僕は見えるのだ

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アイスバーグはほぼ満開を迎えているがアイスバーグの下のピエールオジェは開花が終わり
すぐ横のアランティッチマーシュ手前のジュビリーはこれから、一緒の方が良かったかな
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少し近寄った写真
アランと同時開花だと嬉しいんだが
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暗緑色の半照り葉と純白の花がとても美しいアイスバーグ
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アイスバーグはフロリバンダ、クライミング共にハーディネスゾーンは4bからの薔薇だが
株が若い頃は凍害が出ていたのであまり強い印象は無い
今はツルを寝かせて雪の中で越冬しているので充実してからの耐寒性は判らない、おそらく充実したツルならば札幌辺りなら無事に冬を越せるのだろう
しかし枝変わりのバーガンディは6bからになっており、はて?と思ったが枝変わりで耐寒性が変わるということも有るものなのか不思議に思った
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耐病性はフロリバンダもクライミングも同じなのだろうが花を何度も咲かせる分フロリバンダの方が消耗は激しい事だろう
クライミングは秋には気がついたら下葉が黒点病になっているが樹勢が強いのでおかまいなし
そもそも開花が終われば他のバラの成長のために誘引を外してシャラの木の後ろにツルを回すので消毒なんかまともに出来やしない


開花している箇所が団子のようになっているのでおそらくこれが満開の状態、開花してない蕾はあと僅かだろう
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満開を迎えた頃、花の寿命より先に雨と猛暑が訪れ
アイスバーグは強制終了となった
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写真だけであまり書かない記事にしようかと思ったら終えると結局ダラダラと色々書いていた(笑)
昨年はポール仕立てからスクリーンぽく変更したアイスバーグclだが
今年は更にアイスバーグの近辺の誘引を変えていこうと思っているので楽しみにしている。



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# by tsukiiro2613 | 2018-03-10 12:53 | ツルアイスバーグ

癒しのブルーのクレマチス




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今日は少しだけ薔薇から離れてクレマチス プリンスチャールズの紹介をしたいと思う
地域にもよるのだろうがここではこのクレマチスはバラと一緒に開花してくれる

植栽位置は庭の入口の右側
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このクレマチスが有るおかげで全体が柔らかい印象になっている



これまでの薔薇の紹介にもちょこちょこプリンスチャールズは入っていた
右側にちょっとだけプリンスチャールズが写っている、この感じがとても好きだ
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プリンスチャールズはビチセラ系で強剪定タイプだ
毎年バッサリ切り取り一から伸びてきたツルを誘引していく
伸びたら伸びただけ誘引する、途中方向を変えたりまだ足りない部分に方向転換し、フックのような手を僕が絡ませてあげてながら
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写真は6分から7分咲きと言うところだろうか、庭の開口部から見える薔薇と合わせた見頃はこのくらいの時期だろう
クレマチスは開花期が長いのがとても良い、そして見頃も薔薇よりもずっと長い
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向かって右側にツルが多く蕾も集中して付いたのでその部分は溢れんばかりに咲いている
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ただ僕はビッシリ咲いているよりも写真としては葉と花が程よい割合に入っている方が好きだ
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しかしビッシリと咲いていると見応えは良い
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このクレマチスはブルーはブルーだがどちらかと言うと薔薇と同じく藤色に近い
日の当たり具合でも色の印象は変わるが日陰では青が強く見え、日が当たると藤色に見える

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成長花付き共に素晴らしいクレマチスだと思うが意外に伸びないという情報も多くどうしたものかと思っている
深く根を張るクレマチスは庭土が深く入っている場所で乾燥し過ぎず湿りすぎない水はけのよい場所を好む
とは言えこの場所は深さこそ有るがとても狭い植え込みなので根が伸びるスペースにいつ限界がくるかとヒヤヒヤしている
毎年薔薇と同じ堆肥とボカシ肥は与えいるがその程度、よく薔薇に絡まっているクレマチスを見るが僕は他の植物にツルが絡まるのは生育を阻害する事になるのが嫌でクレマチスは殆ど単独で植栽し景観として他の植物とコラボさせている
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花弁のように見える萼は5~6枚になる
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クレマチスは僕の好みな花が多いキンポウゲ科だが花弁のように見える部分は実は萼で花弁は元々無い
薔薇の場合は雄シベが弁化して八重の枚数を増やしている、これの場合は雄シベを減らしているもしくは無くなっているので退化にちかい
花弁という部位が必要かどうかではなく種を残していく為の手段なので花弁かどうかよりも働きの方が重要なのだろう
まあクレマチスの萼についは厳密に言わなくても花弁に見える部分が花弁という書き方で行こうと思う。

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僕は薔薇には豪華な八重咲きを求める事が多いがクレマチスは逆に華奢な一重の物を好んで植栽している
風車型は花弁の間の隙間が広い物が好みで中輪サイズが良い、ちなみに小輪も結構好み
ベル咲きなんかも愛らしくて良い、ちなみにアトラゲネ系は八重だが別
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さてプリンスチャールズの紹介になると必ず光が花弁を透過する写真を使っている
僕がこういう姿が好みなのも有る、他の植物でもこういう光を浴びる植物の美しい姿を撮影する事が多い(タイミングが合えば)
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プリンスチャールズは壁面から敢えて迫り出させた部分に朝日と夕日どちらも当たる
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この部分が有ることでツルの先の柔らかい美しさを作ると共に光を透過する美しい姿を見ることが出来る
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昨年よりもブリュームアップしたチャールズだが迫り出した部分も少し広げている、あまり出すと邪魔なのでこのくらいが限界
光に透かすと後で足した野菜支柱まで透けてみるから美しい・・・わけない(笑)
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この時間帯のプリンスチャールズを見ると本当に癒される


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花弁はビシッと平らに綺麗に開かず少し縒れたり反り返り自然な美しさがある
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園芸の良いところはこういう植物の美しさを目の当たりにすると日々のモヤモヤした感情やどうでも良い事が吹き飛び
その世界に浸り癒される事だろうと思う
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ブログで使う写真の撮り方としてはまず記録としての写真、そして格好つけた見映えの有る写真
しかし僕が一番伝えたいのはその場の雰囲気を切り取った写真なのだった、まあまだまだだけど。。


さてチャールズの方はバラの見頃とクレマチスの見頃が重なった辺りから全景を撮影しているが
ずっとこのくらいの開花を維持している
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とにかく昨年は凄い花付きが良かった

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ちなみに一昨年2016年の開花が↓の画像
この時も大きくなって結構咲いたな~と思っていた
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しかし昨年2017年は比べ物にならないくらい大きさと花付きが増している
風当たりが強い場所なので誘引しながら育つ柔らかいツルが折れてしまったりするが
昨年は無事に使いたい場所まで到達、予定の場所まで伸びれば後は伸びてもピンチしてしまう
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ちなみにこの花は開花終わり頃の花、かなり暑かった7月前半のもの
花弁が太めで短く花全体が少し小さくなったようだ
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しかし長いことこの状態をキープ出来るクレマチスはやはり優秀だ
実際に庭の入口で出迎えるこのクレマチスは非常に評判が良い、庭の入口を飾るに相応しいクレマチスだと思う
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# by tsukiiro2613 | 2018-03-02 21:21 | クレマチス、つる性植物

5周年



彼とカヲリの庭の関係、JUDEの庭と薔薇のカヲリから初めこの二月でとうとう5周年を迎えました
初めは三年くらい続けば良いかなと思っていましたがあれよあれよとなんともう5年!そりゃ自分の年代も変わっているわけだ(笑)
この彼とカヲリの庭の関係もそろそろ画像容量の関係で終了する事が決まっている
有料に切り替えるか使用できる容量の多いブログサービスに移行すれば良い話なのだが、この2~3年の区切りというのも悪くないと自分では思っている
あまり長く続けるとカテゴリが増えすぎて見づらくなってしまったり現在は育ててない品種もカテゴリに載せたままになってしまう
ブログ内を見やすくする為、そして自分も心機一転また庭と薔薇栽培の目標を持って始められるのは良い事だと思っている



5周年を迎えたのでこれまでの庭の移り変わりを紹介したいと思う
まずは始めて全景を紹介した2013年、4年半程前の庭


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伸びるバラはまだブッシュのようでアーチの薔薇も半分くらいしか育ってない、先日紹介したマダムイサークは植栽してあるものの全く見えない、今植栽してある宿根草ともかなり種類が変わっている、庭を作り始めて2~3年経過したものそれなりに骨格が出来た状態だ





そして2014年
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一年の違いとは大きなものだ、アーチはすっかりシュートが伸びて覆うように咲いている
この時はアーチにジェネラスガーデナーをメインに使っている
ウィリアムモリスとジェネラスガーデナー両方のツルでは余すくらいになっていた、↓のリンク先を見れば判るがモリスはアーチと共に枕木側に誘引して広げる事にした
中央の宿根草がシックリ来ないので植栽を変えている、そしてこの頃からクレマチスが目立つようになる



次は2015年
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レディオブシャーロットとマダムイサークプレールが伸びてきたので今の景観に近くなっている
まだジェネラスガーデナーは植えてあるがモリスは更に左へ、しかしこの年はモリスがカミキリムシかコウモリガにやられ元気が無かった年だ
前年は赤い葉の紅葉の下に品種違いで我が家に来たクレアオースチンが植栽されていたがそこはチャールズレニーマッキントッシュに変わっている、クレアが誘引されていた紅葉のてまえ足元には代わりにクレマチスのミケリテが伸びてきている
写真中央の宿根草の植栽は依然落ち着かないまま・・・
ちなみに2015年の庭の紹介はこちら↓何故か画像が滲むげんしょに悩まされていたが結局直せずそのまま



2016年の庭
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2016年にもなるとほぼ昨年と同じだがジェネラスガーデナーが無くなってアッシュウェンズデーを植栽している
ジェネラスガーデナーが無くなったことでまたモリスがアーチ担当に
先日紹介したマダムイサークプレールも凍害に屈しながらもあと少しで面を覆えるくらいまで成長した
ただここで写っているだけで中の見えない場所の薔薇もちょこちょこ変更しているのは言うまでもない。



そして昨年から今年にかけて記事中で何度も紹介している
2017年の庭
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画角は違うがまた2013年の庭、比べると2017年の庭はかなり完成されてきている
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さてもう一度2017年の庭風景
相変わらず写真中央の宿根草の植栽は落ち着かない、ここの植栽の入れ替えは吹き付ける強風に耐える為もある
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こうして五年の間変化を続けてきた庭だがこれからも変化を続けながらまだ見ぬ完成を夢見て庭造りを続けてゆく事だろう
昨年はこの開花を最後に写真左側の1画の薔薇を新たに入れ替えている
これまで毎年底なしに薔薇を筆頭とした植物の苗を探し求めていた、まるで渇きを潤すように
ある一定の時期になると渇き欲するようになる、それを潤すように新たな出会いを求めて来たわけだが、今は不思議と庭に植栽している植物に満足しているのだった
これまでも今年はもう新たなバラは迎えないなんて何度も記事に書いたが結局増える一方、もちろん育てられる数は決まっているので減らしても居るのだが新たに出会うことを辞められずにいた
しかし今はとても満足していて今植栽している植物を充実させたいと思っている、もちろん何かしら不具合が起きた場合は入れ替えを検討しなければいけないが入れる場所もないのに新たに迎えるという気持ちが治っている事は大きな進歩だ(笑)今だけか?汗

これまで僕は薔薇栽培はまだ初心者の域と言ってきたがそろそろ少し知ってきたのでさすがに中級者くらいと言わなければ反感をかってしまうだろう
意のままに色々な品種を見事に咲かせられるようになれば上級者と言えるのだろうがその道のりはまだ遠い

これまで5年ブログを続けてきて色々な方と出会ってきた
まずは同じブロガー
ガーデニング、特に薔薇栽培を主体としたガーデニングを趣味としている方が多いが記事を拝見させてもらったりコメント欄でお話させてもらってきた
色々と教えてもらったりヒントをもらったり刺激を多く受けることが出来てブログを続けてきて本当に良かったと思っている
これまで同じ時期にブロガー(ブロ友)として続けてくださった方有難うございます、ブログは増え続けるがその一方で最近は特に更新が途絶えてしまう人の方が多く残念な思いでいるのだった
たまにあのブロガーさんは何しているのかな~とか時々僕の記事を見に来てくれてるのかな~なんて思っていたりしますが。。

そしてコメント欄に来てくださった方。
ブロガーも同じだがコメント欄に来てくださる方は顔も知らない人ばかり、もちろんそれは相手も同じことだ
コメントで記事を見てどう思ったのか実際に聞くことが出来ると嬉しくなる、もちろん好きで見てくださっている方が殆どなので褒めて下さることが殆どだ、でもそうではない意見の方も必ずいらっしゃることだろう、まあそればっかりは個人的なブログなので仕方が無い事だとは思うが・・・
何度もコメントを入れてくださる方は顔も知らないのにいつしかその人のカラーが見えてくるようになる、キャラと言うべきだろうか
文字から段々と人物が出来上がってくるから不思議である、きっと記事を見て僕の人物像を作り上げている人も居るのではないだろうか?それと同じことが僕の中でも文字での会話を続ける中で生まれてくるのだ
文字でのやり取りの場合、顔を見て話すよりも文字で深く付き合えば付き合う程にその人の素の部分が見えてくるから不思議である
コメント欄に来てくださる方いつも励ましの言葉そして喜びを伝えてくださって有難うございます

そしていつも見てくださっている方。
もちろん見るだけでOKです!(笑)
僕もブロガーなので閲覧数というのは気にならないわけではない、無理にでも定期更新を続けるのはそのため
あまりに不定期で続けているといつしか忘れ去られてしまう、そして忘れ去られると気まぐれに書いても誰にも見られないので書く気も起きなくなってしまう
そうならないように出来るだけ間隔を空けずに記事の更新を続けるようにしています
記事の閲覧数を増やす為だけの書き方というのは残念ながら僕にはできない、頻繁な更新は無理だし流行りのワードを入れる事もない
ただ純粋に薔薇を主体としたガーデニングを紹介し続けるのみ・・・マンネリ化しているけど(笑)
このマンネリ化が自分自身つまらなくなりたまにブログを終了させようかと弱気になってしまうけど(汗)
でもそんなブログでもいつも閲覧してくださっている方がいると思うととても励みになります、本当に有難うございます。

そんな訳で出会いが有れば別れあり、失うもの有れば得るものありで五年も続けてきたわけだが、長かった、いや薔薇に夢中になってあっという間の楽しい五年間だった
これからもこんなくだらない記事をつらつらと書きながら続けようかと思っているのでどうかお付き合い頂けたらと思っております、どうぞよろしくお願いいたします。








記事をご覧くださり有難うございました
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# by tsukiiro2613 | 2018-02-27 20:56

共演の作り話




最近紹介してきたブルボンのマダムイサークプレール、そしてケンティフォリアのファンタンラトゥール
庭で最高の共演をしてくれる二人、そんな二人の華麗な様子を今回はお届けしたいと思う
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フワッと可憐に咲くファンタンラトゥール
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そしてキリッと美しく咲くマダムイサークプレール
・・・どちらかと言うとマダムイサークが男性的でファンタンラトゥールが女性的な印象を受ける
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作出年はマダムイサークプレールが1881年ファンタンラトゥールが1900年と近い年代に作出されている
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とてもお似合いの二人、我が家の薔薇の中では一番好きなコラボだ
この二つの薔薇も惹かれ合い咲いているようにさえ見える
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どちらも美しい花容を持った薔薇だが色合いもそうだが二種はお互いを引き立てあっている
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どちらかが添え物としてではなくどちらも主役級の美しさで引けを取らず美しいのが僕にはポイントが高い
花経はマダムイサークの方が少しだけ大きいがどちらもほぼ同じくらい、もちろん開花期は一緒
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そしてどちらも強香種だ、強烈に主張するほどの香りではないがとても良い香りが漂う
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マダムイサークを植栽し、暫くマダムイサークを守り開花を見ることを目的としてきたが
ファンタンラトゥールも引けを取らず素晴らしい薔薇で尚且つこの二人がコラボした姿はとても美しい
いつしかこの二種が一緒に咲く事が楽しみになってきていた
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昨年はある程度満足の行く競演を見せてくれた二つの薔薇だが
今度はファンタンラトゥールがもう少し大きく育ってくれると嬉しい
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マダムイサークは毎年良い成長を見せる樹勢の強い薔薇だがファンタンラトゥールは植栽位置のせいもあると思うが
どちらかと言うと思ったほど樹勢の強い薔薇ではない、ゆっくりと伸びてきている
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マダムイサークプレールとファンタンラトゥールの二種は昨年の開花の中で一番撮影枚数の多かった薔薇だ
それ故にこのコラボ写真も別紹介としたのだがよく見てみると殆ど同じような写真ばかりだった(笑)
撮影位置が限られるので仕方のない事だが違う日に撮影しても同じような写真ばかり撮影しているのが笑えてしまう
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この二種の出現は僕のオールドローズの捉え方に大きな影響をもたらした
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互いに惹かれあうようにも見える二人の薔薇
しかし残念ながら二人の愛は許されざるものだった、そうマダムイサークプレールは名前の通りイサークプレール婦人
そしてファンタンラトゥールは既婚者、二人は共に家庭の有る身だったのだ
しかし愛は障害が有れば有る程に燃え上がる、二人の共演は年を追うごとにその愛を深めていったのだった
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まあ不倫で愛を深めたと言ってもあまり美しく感じないのでそんな話は良いとして
こんな話はどうだろう

アンリファンタンラトゥールは1836年に生まれ1904年に亡くなっている


一方マダムイサークプレールは名前の通りイサークプレール婦人でありイサークプレール氏が起業家であり政治家と功績を残した人物である
マダムイサークプレールはその妻という位置付けでそれ以上の情報は無い


しかしこの肖像画は1859年に描かれたもの、よく見ると実は二人は同じ時代を生きているのである
マダムイサークプレールは情報が無いのでいつ生まれていつ亡くなったのか生前の事は知る由もない
しかしこの肖像を見る限りでは30代~40代くらいだろうか、とこんな大まかに世代を括ると女性に激怒されそうだが
実際この肖像画を見てもそのくらかな~という想像しかできない、もしかしてとても老けた10代かもしれないし若く見える50代かも知れない
画家の描き方が綺麗に若く描く人だったり本人の要望が有れば見せ方は変わってしまう事だろう
一応予想は30歳くらいだとしよう、このマダムイサークプレールの肖像は1859年に描かれているものだ
この時マダムが30歳だとすると生まれたのは1829年という事になる、ファンタンラトゥールが生まれたのは1836年
その差7歳。
ファンタンラトゥールも結婚しているがよく見てみると結婚したのは40歳の事だった
それを踏まえてこう考えてみるのはどうだろう、二人は若かりし頃知り合っていた、いや互いに惹かれ合う仲だった
ファンタンラトゥールが19歳の頃彼女は26歳、1855年美しい絵を描くアンリファンタンラトゥールを偶然見かけたマダムイサークプレール(以下 彼女)、売れない画家だったが美しい絵を描く才能あふれ端正な顔立ちの彼に彼女は多少の年の差は有ったもののすぐに夢中になった
彼もすぐに美しく飾らない彼女を気に入り愛を深めていった、そして二人が結婚を考えるようになるまでそう長くはかからなかった若い二人は出会いが運命だと信じていたから
しかし当時売れない画家だったファンタンラトゥールは到底彼女を幸せに出来るような暮らしはしていなかった
彼女の家は地元では有名な起業家の一人娘で裕福だった、一代で会社と富を築き上げた父は当然のように富の有る男性と結ばれる事を望んでいた
貧乏画家が認められるはずもなくファンタンラトゥールとの交際を知り父親は激怒
逢う事を認められなかったがそれにより更に二人の恋は燃え上がり駈落ちを考える
二人にとってこの恋は一生に一度の恋だと思っていた、そして遂に駆け落ちを決行する
しかし宛のない彼らを見つけることは容易く敢なく駆け落ちは失敗に終わり彼女は家に連れ戻される
その後彼女は籠の鳥となり、部屋から出られない彼女は窓から外を眺める毎日
彼は何度も彼女の邸宅の前に足を運んだが会うことは絶対に許されず窓ガラス越しに二人は見つめ合うだけだった
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有望な男性との結婚を望んでいた彼女の父親、早く火遊びはやめさせたかったが失意の彼女を見てこのままではまた問題が起こるのではと策を練る、何とかして二人の仲を引き裂こうと考えていた所1857年丁度イサークプレール氏を結婚相手にと紹介される
父親は彼女に有無を言わせずイサークプレール氏と婚約させた、イサークプレール氏は1806年生まれで当時51歳だったが既に成功を手にしていた彼は父親には申し分ない結婚相手だった(ちなみに当時彼女は28歳)
無理矢理結婚させられた彼女は幾夜も泣き明かしたが優しく包容力の有るイサークプレール氏に次第に心を開き愛するようになった
結婚当初のストレスと出産でちょっと太ってしまったが結婚の二年後に描かれたのが上で紹介した当時30歳のマダムイサークプレールの肖像画だった
自分の肖像画を描く画家の前で彼女は彼のことを思い出さずには居られなかった、しかし子供を儲け幸せな暮らしをしている今を壊す事は考えられず、彼は次第に思い出の人に変わっていったのだった
一方彼女を失ったファンタンラトゥールはずっと彼女の事を忘れてはいなかった
彼女が結婚してしまったのは彼が21歳の頃、彼にとって彼女は人生の全てになっていた
そうして20年近く一日たりとも彼女のことを忘れなかった彼、そう ずっと彼女を待ち続けていたのだった
40歳を前に1876年画家仲間だったヴィクトリアと出会い結婚する事になる
しかし二人は生涯お互いの事を忘れることは無かったという

そしてそんな二人が今、時を越えて我が家の庭で再び出会うことが出来たのだった
いまは互いが惹かれ合うような美しい共演を見せてくれている

※注 ありがちな話をこじつけたフィクションです(笑)



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# by tsukiiro2613 | 2018-02-24 21:15