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2015年 09月 06日 ( 1 )

薔薇栽培について



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一番花の紹介が終わってから書こうと思っていたが
忘れてしまいそうなのでここで冬越しから今年の一番花にかけての反省
気がついた点について書いておきたいと思う

まず冬囲い凍害について
昨年の冬囲いは枝を縄で束ねて絞り細長くし、根曲がり竹で囲いその周りを麻布で巻いて越冬させた
ツルなど枝の柔らかい物なら地面に伏せて冬越させるのが積雪地帯では一番凍害を出さずに済む方法なのだろう
札幌市辺りでは冬期間積雪が概ね1m程度はあると思う
それによりブッシュなど背丈の低いバラは雪の中に埋もれるので凍害の心配は殆どない
逆に春が近づき雪が下がって株を下へ押し付ける沈降圧に気をつけて支柱で押しつぶされないようにする

しかしながら我が家の場合、誘引を解いたつるバラを下に寝かせるような場所は無い。汗
それに株元は守ってやらなければ雪に押しつぶされる心配も出てくる
昨年は株の途中でカーブを描くように曲げて竹で包み麻布を巻き、雪に埋まるであろう高さで固定したのだった
しかし例年の積雪が無く、少なかった為にその予想は外れ枝は雪の外に露出していることが多かった。涙

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もちろんすべてのバラに同じことをしているわけでもなく
これまで枝折れに配した冬囲いはするものの
枝を露出させても大丈夫だったバラは括っているだけで、そのまま越冬させている
枝先に凍害の出るバラをメインで上記のような冬囲いを施したが
結局のところ降雪量が少なかったので例年と同じように凍害が出た
もちろん凍害が出たからといって株ごと枯れるわけでもなく、復活に時間はかかるが花は咲くし
その年のうちに回復して元気に伸びることが多い
何が辛いかというと、予想していた景観を作れなくなる事だ

しかしこれまでのような冬囲いをしようかどうか迷うところではある
違う資材を使ってもっと厳重に囲ってしまえば春までもつかもしれない
しかしそれをしなかったとしてもある程度の高さは出せる
正直冬前は忙しい、冬囲いは昨年はほぼ丸三日もかかってしまった。汗
もちろんしなければ大きく育てることもままならなくなってしまうので冬囲いはするが
出来るだけ耐寒性の高いものに高さは任せ、もう少し簡略化しようか考えている
たまに展着剤や石灰硫黄合剤が凍害予防に役立つと書いてあるのを見るが
もしかしたらグリンナーを使うと良いのかな?と最近思っていた
調べるとどうやらその効果も期待できるようだ


そして春になり誘引と施肥をする

北海道では春に施肥するのが一般的だと思うが
どうも施肥から芽出しまでの期間が短すぎるようだ
元肥は元々緩行性の肥料を使う、それに我が家は今年多くのバラをボカシ肥に変えた
おそらく芽出しから蕾を形成するまでに効いてないのだろう
バラが肥料を吸っているのではなく、微生物が肥料を分解した後に根がそれを使っているので
それにはそれなりの時間が必要になってくるだろう、北海道ではいつまでも寒い事も多いので尚の事

昨年はお礼肥、夏の肥料共に切ってしまった
どうなるか見たかったからだが、やはり効果的に使ったほうが秋のバラには必要だと感じる
今年は一輪咲きが多く昨年とは開花の仕方が違った
おそらく前年度の肥料の残効も春に持ち越して使われているのではと推測している
この事から秋10月の成長が止まる頃から施肥をして冬を越し、ゆっくりと肥料を分解させる
そして春の芽出しから使えるようにするのが良いのではないかと思う
それと共に蕾が上がるまでに化成などの即効性の肥料で不足を補う

もしくは春に緩行性の肥料と即効性の肥料を合わせて使うのでも良いのかもしれない
もちろん与えすぎは良くないのでどの程度なのかは栽培して感覚で覚えてゆくしかないのだろう

今年の一番花はシーズン始めは暖かく開花には適温だったので良かったが
中盤を過ぎた頃、急に寒くなりその寒さがいつまでも続いた
寒いと花持ちが良くていいかと言うと、そんなことも無いと言う事を知った年だった(笑)
確かに一輪の花持ちは良かったが、それも限界が有る
花は散るが次の開花が始まらず、蕾の状態のままの物が多くポツリポツリと開花を続けた
ある程度の一斉開花が見られず、結局見頃は何時だったんだろう?と思うバラが多数でてしまった
と言うのが一番花の印象
しかし施肥でもう少し開花を促すことも出来たら違うのかも知れないと今は思う

今年は元肥の後に早めにお礼肥、そして夏に化成肥を与えたので(四季咲き返り咲き品種)嘘のようにボウボウに伸びている
そして一番花よりも花数が多いんじゃないか?なんて思う品種すら有る始末だ(稀に)
もちろんそれもこれからちゃんと開花出来ればの話だが
これから寒くなり開花が鈍り、雨ばかりになるとどうにもならない



それと最後にもう一つ
アーチに使うバラについて
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薔薇を育てた当初は長く伸びるツルなどはアーチ向き、と簡単に思っていたが
アーチに向く薔薇を選ぶのはとても難しい
バラ園のような巨大アーチではない限り一般家庭で使うレベルの大きさのアーチの場合
ステムが長い大輪の品種などは全く向いてないのだった
その傾向は四季咲き大輪種に多く、花が俯く事なくステムが異常に長いので
アーチから大きく外れた場所で開花したり、アーチのてっぺんを垂直にステムが上がって花が見えないなど
思い描いたアーチの風景とは違ったものが出来上がる
やはりステムの長い品種はパーゴラや壁面が望ましいと思った
どちらに使うかはステムの柔らかさだと僕は思う
ステムが長くても柔らかい品種はパーゴラなんかに使うと大きく垂れて、花がこちらに降り注ぐように使えるだろう
しかしステムの固い品種はたとえパーゴラでもまっすぐ上を向いて開花し見えない事が多いと思う
ステムの固いツルやシュラブの場合は壁面が良いだろう、さすがに背中に日が当たらなければこちらに花を向けるだろう
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我が家にもアーチが有り、ウィリアムモリス、フォールスタッフ、ザジェネラスガーデナーを植栽しているが
自分的にはどの品種もアーチには向いてないように感じる。汗
ウィリアムモリスは比較的扱いやすいが、フォールスタッフはどちらかと言うとツルのように伸びるが
HTのようでもあり、S字誘引なんかは無視して伸びてくれることが多い
更にアーチの大きく曲がる部分に養分が貯まるようで、そこから思いっきり長いシュートを伸ばして
アーチとしての景観を損なってしまう

ザジェネラスガーデナーはこれまでにない素晴しい樹勢を持った強健種だ
しかしやはりステムが長すぎる、アーチとしての景観は作りにくい
ジェネラスガーデナーは風当たりの強い場所に植栽している
花持ちが悪いので風が吹くたびに花が吹き飛ばされ、蕾は沢山有るのに何時咲いているのか判らない始末

この二種は僕は壁面向きの品種だと思っている
フォールスタッフは独立して切り詰めて育てても良いと思う(トレリスでも良し)
どのバラも絶対にアーチに使えない訳ではない、僕は向いてないと思ったがバラとしてはとても良い薔薇だ
なので正しい使い道で使ってあげると、より美しい開花を楽しめると思う

やはりアーチにはステムの短いバラが合っている
モダンにも有ると思うが、特にオールドは構造物を覆うのにうってつけと言われる程なので
柔らかくステムの短い品種が多いオールドのシュラブはアーチに向く品種が多い
我が家で言うところのバロンジロードゥラン、ルイーズオディエ、マダムイサークプレール、ヴァリエガータディボローニャなんかは良いかもしれない
ヴァリエガータはちょっと垂直にステムが上がりやすいのでどうかな・・・
マダムピエールオジェも良いらしい、我が家では1.5m程しか伸びなかったが
日当たりが少し良くなったら長~いシュートを出してきているので使えるだろう
しかしマダムピエールオジェとマダムイサークプレールは凍害が出るのでアーチ上部で凍害が出る危険性は有る
純粋なつるバラの場合は伸びすぎてアーチに収まらず扱いに困ることが多いだろう
ERは全てシュラブだが今のところ家庭用アーチに向く品種が有るのかは不明、どれもステムが長いように見える
(追記・ガートルードジェキルは中でもステムは短めで耐寒性が高い)
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(上はステムの短いバロンとステムの長いソニアリキエル)


つるにしてもシュラブにしてもアーチに使うのだから、あまり長く伸びすぎない品種が好ましいが
栽培が上手くできない人の場合は(日当たりが良く土がちゃんとしていれば大体育つけど)
よく伸びるツルの方がちょうど良かったりもするだろう、あまり伸びない品種だと
結局アーチの上まで到達せずに長い年月を過ごしている事もあるかと思う

マダムピエールオジェのところで凍害の事を書いたが
元々札幌市のハーディネスゾーンは6b(-17.8~-20.5)とされているが
温度域でみると7b(-12.3~-14.9)とかにも当てはまるように思う
雪に埋まる植物に関しては6bよりもずっと耐寒性が低くても越冬してしまう
場所によっては0度~-5度くらいしかもたないと記載されている植物も越冬できるくらいだ
しかし構造物に這わせる薔薇は耐寒性の高いものが望ましくハーディネスゾーンは大体合っている

つるバラなど冬の間外気に触れる薔薇は、札幌あたりならやはりハーディネスゾーン6がボーダーラインで
ハーディネスゾーン6に分類される薔薇でも凍害が出るものと出ないものがあり、ギリギリ行けるか行けないかぐらいで
それより上ハーディネスゾーン5になると無事に越冬できる、所有している品種と照らし合わせてもそのことが判る
ハーディネスゾーンは海外のサイトだと品種ごとに載っている場合も有るので(abまで記載が無い事が多い)
凍害の出る寒冷地の方は調べてみると良いだろう

注 ここに記載した事はあくまで持論であり、自分の庭での栽培について思った事が殆どです

つい長々と書いてしまったが、お付き合いしてくださった方有難うございます
寒冷地にお住まいでない方はさぞつまらなかったと思います(笑)
2015年はどう思っていたか残すため、そしてこれからの栽培に生かせる為に記事にしました
小一時間程で一気に書き上げてしまったので、誤字や脱字が多く見づらいと思いますがご了承ください(後で確認します。汗)
次回からまた通常の記事を書きますのでよろしくお願いいたします

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どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m




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by tsukiiro2613 | 2015-09-06 17:44