カテゴリ:ファンタンラトゥール( 3 )

アンリ・ファンタン ラトゥール


ファンタン ラトゥール ケンティフォリア系のオールドローズで作出は1900年
そしてこの名前は薔薇の画家と言っても良いくらい薔薇の絵を多く描き残したアンリ・ファンタン ラトゥール(1836-1904)という画家の名前だ
非常に魅力的な絵画でオールドローズらしさがよく出ている作品が多くバラ好きなら一枚欲しい所だが
彼の絵は現在一枚250万ドルくらいするらしく(Wiki調べ)一般人が簡単に手に入れられるような代物ではない(笑)


c0365716_17025259.jpg


さて薔薇の方のファンタン・ラトゥールの紹介をしよう


透き通るようなソフトピンクと姫野さんの説明があったがまさにその通りの色合い
暖色系の色合いを含まないほんの少しライラックを帯びるピンクが好印象だ
c0365716_17074936.jpg


一季咲きなので花付きは良い
枝葉と花のバランスが良くステムも短め、作出年が新しいせいか葉はほんの少しだけ照りがある
c0365716_17054930.jpg


ケンティフォリアはそれ程伸びない薔薇が多いようだがこのファンタンラトゥールは同じ系統としてはつるバラとして利用されるよく伸びる薔薇
我が家ではまだ小さいがこの場所では他に返り咲き品種を二回植えているがどちらもダメだった、三度目の正直でファンタンラトゥールを植栽した、ファンタンラトゥールは年を追うごとにゆっくりながらも成長してくれているのが嬉しい
c0365716_17075465.jpg

植栽場所は先日紹介したディープピンクと紫を合わせたような色合いのマダムイサークの右下の淡いピンク色の薔薇
c0365716_17040706.jpg


ご覧のようにまだ満足いく伸びではないが今年は見事にマダムイサークと競演を果たしている
よく見ると頼りないが枝のアーチの途中までシュートを這わせている、もう少しでモリスと手を繋ぐことが出来る
まあモリスとだと色合い的には微妙だが・・
c0365716_17034514.jpg


さて開花が進んできた
以前よりもずっと充実した花を咲かせるようになったファンタンラトゥール
c0365716_17040060.jpg


前回ファンタンラトゥールを紹介した時は天上の薔薇と題した,この世のものと思えない程せんさいで美しい薔薇だと思ったからだ
c0365716_17035356.jpg

我が家での生育はゆっくりなものの迎えて三年目の昨年
この薔薇は迎えた年の花を見てすぐに魅了され大のお気に入りになった
c0365716_17035707.jpg

そんな天上の薔薇の開花をゆっくりご覧いただけたらと思う

c0365716_17034917.jpg






c0365716_17030033.jpg









c0365716_17033506.jpg







c0365716_17033162.jpg








c0365716_17032800.jpg







c0365716_17032427.jpg







c0365716_17025646.jpg







c0365716_17025259.jpg






c0365716_17024760.jpg



楽しんで頂けたでしょうか?

最後は開花終わり頃のファンタンラトゥール
株の下の方は終わり頃に開花した

c0365716_17023327.jpg
1904年に亡くなったアンリ・ファンタン ラトゥールだが
この薔薇のファンタンラトゥールの作出は1900年となっている、生前彼がこの薔薇を見ていたか気になるところだが
実はこの薔薇は名無しのケンティフォリアローズをグラハムトーマスが薔薇を描いた画家ファンタンラトゥールの名を付けたのだそうだ
ファンタンラトゥールの生きた時代はオールドローズの円熟期といえば良いだろうか
丁度オールドローズが円熟を迎えモダンローズが生まれ流行りだした頃のバラの濃い時代だ
僕の庭もオールドはそこそこ有るが植栽しているのはこの時代のオールドローズが殆どだ、どうりでファンタンラトゥールの描く薔薇が魅力的に感じるわけだ
では250万ドルで一枚購入、とはならない
ファンタンラトゥールの描く薔薇は素晴らしいがやはり五感で美しさを堪能出来る本物の薔薇が一番の芸術作品だと僕は思う。

・・・ちなみに負け惜しみではない。(笑)





記事をご覧くださり有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を更新する励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2018-02-17 21:07 | ファンタンラトゥール | Comments(4)

天上の薔薇



今日の紹介はファンタン・ラトゥール
ファンタンラトゥールはフランスの画家で薔薇の絵を多く残している
この薔薇の作出者は不明になっているが、ファンタンラトゥールの薔薇の絵に感銘を受けて命名した薔薇なのだろうと想像できる

c0365716_12135767.jpg

我が家にケンティフォリアのオールドローズはファンタンラトゥールのみだが
作出年が1900年とオールドにしてはわりと新しい

開き始めは細長い蕾
c0365716_12141717.jpg

最初の花は中心が濃い色合いで咲いた
c0365716_12142142.jpg

この薔薇も強風で少し葉が傷んでいる。汗
c0365716_12141466.jpg

一輪咲くと周りの空気が変わるような雰囲気の有る薔薇である
ツンと来るような香りではなく優しい香りが漂う、この容姿にピッタリの香りが
c0365716_12140249.jpg

オールドとしては新しめなせいなのか葉に少し照りがあり
この色合いのオールドの薔薇としては花の傷みが少なく
雨や強い日差しに照りつけられても意外に綺麗な開花が見れるのが良いところ
c0365716_12141047.jpg

淡いブラッシュピンクの薔薇だが少しライラックが入り美しい
c0365716_12140558.jpg

雨に濡れる姿も非常に美しかった
c0365716_12135260.jpg


咲き進むと白っぽくなる
シルキーな花弁に雨粒が乗る
c0365716_12133034.jpg


整った花型だが少しだけふわっとルーズな咲き方、これがまた良い
c0365716_12134757.jpg

マダムイサークプレールとのコラボがまた美しい
c0365716_12134025.jpg

開ききったところ、どこまでも美しく清らかな花弁だ
c0365716_12134496.jpg


どこまでも美しく周りの空気すら変えてしまう程の美しさを持つ薔薇
白薔薇ではないがシルキーな花弁とヒラヒラとした花弁はまるでこの世のものとは思えぬ美しさ
まるで天上の薔薇のようだ
c0365716_12133550.jpg

実は僕はもっと小さい花かと思っていたがファンタンラトゥールは大輪で
マダムイサークプレールと同じくらいの花の大きさだった
大輪と言ってもモダンで言えば中輪サイズ花経は10cm程度だろうか

c0365716_12131618.jpg

一輪一輪はそれなりに花もちが良く、咲き方も一気にではなく一輪ずつゆっくり開いてゆく感じ
c0365716_12131242.jpg

マダムイサークとの相性もピッタリなようだ
大きくなる薔薇だと思うが、いかんせん我が家では緩慢な成長を見せゆっくり育っている
ファンタンラトゥールさえ大きくなれば毎年凍害の出るマダムイサークに無理をさせずに
ファンタンラトゥールと高さを入れ替えても良いと思っている
c0365716_12130783.jpg

開花が終わり頃になり咲き方がルーズになってきた
c0365716_12130222.jpg


強風でアイスバーグも遊びに来ていた(笑)
まるで一枚の絵のような美しいコラボ
c0365716_12125306.jpg
ファンタンラトゥールが薔薇の絵を描いていた時代は1800年代中盤~後期にかけて
ちょうどバラの交配が盛んで後にオールドローズとモダンローズが分けられた頃に重なるだろう
おそらく当時としても目新しい薔薇は魅力的で見たことのない美しさに酔いしれたに違いない
ファンタンラトゥールが亡くなってから112年の時が経っているが
今となれば更に数え切れないほど色々なタイプの薔薇が生み出されている
もし彼が今生きていたらどんな薔薇を描いていただろうかと思ってみる



記事をご覧くださり有難うございました
お帰りの際はバナーを押して頂けると記事を書く励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします。


 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2016-07-10 14:11 | ファンタンラトゥール | Comments(8)

ファンタン ラトゥール 





Fantin Latour ファンタン・ラトゥール 
1900年 ケンティフォリア
c0365716_10014896.jpg

ファンタン・ラトゥールとは薔薇の静物画を多く残している画家である
その名を付けられたのがこの薔薇である
魅力的な薔薇を描く画家としてルドゥーテも有名だが、彼の薔薇の絵は版画で薔薇の辞典のようなものだが
ファンタンラトゥールの描く薔薇は油彩で落ち着いた雰囲気の非常に魅力的な絵を残している(色文字はリンクしてます)
花首が項垂れていたり少し無造作に花瓶に生けられている様が描かれているが
それが妙に生を感じオールドローズそのものの魅力が存分に描かれていると思う
オールドローズ好きの理想の花がそこに描かれている感じと言えば良いのだろうか
ただ花瓶に生けている静物画が多いので、株から花が咲く姿を描いてくれたら僕はもっと好きだったが



c0365716_10015245.jpg

デヴィッド・オースチン氏は四季咲き性が有り香り高いオールドローズを目指して育種している
もちろん作出された薔薇はオールドのコピーではなくイングリッシュローズオリジナルの容姿をしている

ERの交配親、コンセプトにもなっているオールドローズももちろん好きだが、僕の集めていたのはブルボンやHPなど
比較的ORの中でも新しく、返り咲き性や四季咲き性を持った品種が殆どだ(この薔薇は1900年なので年代としては新しい方)
そして花がオールドローズの中でも大きめで花の形が整った品種が多かった

ERは中輪でもオールドローズの大輪よりも大きな花の事が多く、整形的な花が多いが
デヴィッド・オースチン氏自身は一季咲きのオールドローズを本当のオールドローズと言っている
アルバ ガリカ ダマスク ケンティフォリアの四種をそれとしているようだった
(モスはケンティフォリアの変種なので含まれているのだろう)
オールドローズの多くはチャイナ系の薔薇が導入されて交配される事により四季咲き性をもつ品種が生まれている

デヴィッド・オースチン氏は一季咲きのオールドローズを真のオールドローズと呼び、愛し
その花に四季咲き性を持つ香り高い品種を作る事を目指しているようだった

しかし、一季咲きのオールドと言えば花が小さく整形的な花は少なく乱れがちで咲き
花も厚みが無く平たい物が多い(そのイメージが強かった)
中輪の少し大きめ~中大輪くらいの整ったカップやディープカップが好きな僕からしたら
どうみても一季咲きのオールドは魅力に欠けていたのだった

だがネットを通じ、その一季咲きのオールドの中でも特に愛される品種に注目するようになり
今年その真のオールドローズとやらをこの目で見てみようと思った


c0365716_10031500.jpg

まだまだ株が充実してないので花弁が少なく通常よりも更に小さめの花なのだろう
6センチ程の花と思ったよりも大きめの8センチ程の花が咲いた
ケンティフォリアの薔薇としてはそれ程強い香りではないと言われているが
非常に甘く芳醇な香りがする


c0365716_11041040.jpg


その花を見たときに、何故か全て納得したような気がした

この薔薇を育てたいと思った・・いや、実際には育てているのだが

この薔薇を大きく育ててもっと花を見たいと思った、そう思える薔薇はそうそう無い

元々ブルボンやハイブリッドパーペチュアルも育てているが秋には返り咲かなかったり
全く返り咲かなかったりする品種も育てていたので一季咲きと言うのはもう気にならない

秋にも薔薇は見たいが秋は天候が悪い事が多く日が短いので殆どろくに花を見てない(汗)
それに早く片付けをしたい
植栽する全てが一季咲きなら寂しいが、秋は四季咲き性の優秀な品種に任せておこう
気に入っている薔薇が多いのでどんどん一季咲きのオールドと入れ替えてゆくような事はまず無いが
春の花付きが素晴らしく耐寒性の高い一季咲きの薔薇をもう少し入れようと思った
ただこのファンタンラトゥール、わりと早咲きで強健種のようだが
今のところ開花が終わってからダンマリ決め込んでいる・・・


c0365716_10014896.jpg

この薔薇が作出されたのは1900年,ファンタンラトゥールが亡くなったのはその四年後の1904年
彼は生前この薔薇を見ることが出来たのだろうか

これからが楽しみの薔薇だ





 ブログランキング・にほんブログ村へ
[PR]
by tsukiiro2613 | 2015-06-21 11:02 | ファンタンラトゥール | Comments(4)